試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

攻守に"粘り" 連敗ストップ!

東北楽天との苦しい接戦を9回に振り切り、阪神が連敗を止めた。

「自分でも何か変わらないと…!」。決意の丸刈りでこの一戦に臨んだ阪神先発・岩田は上々の立ち上がり。2回二死2・3塁も枡田のバットをへし折りピッチャーフライに打ち取るなど、気迫の投球で最初から飛ばして行く。

打線は3回大和のスクイズ失敗で一死2・3塁の好機を逃すが、4回表に金本が東北楽天・美馬の内角直球をライトスタンドへ2号ソロ本塁打。「仙台では本当によく打てます!」…東北福祉大出身『第2の故郷』では広島時代から通算22試合目で9本目となる主砲のアーチで阪神が先制した。

攻める投球で楽天打線を抑え込んでいた岩田だが、7回裏一死から5番フェルナンデス・6番中島に長短打を浴びて同点とされる。その後のピンチはセカンド平野の超美技に救われ、またしても終盤勝負の接戦となった。

追い付かれた阪神が8回一死1・2塁で代打桧山を送ると、楽天も先発・美馬から左腕ハウザーにスイッチ。ここは桧山、鳥谷が封じられるが、9回途中で代わった青山から2四球を得た一死1・2塁にブラゼルがライト前にタイムリーヒットを放ち、再び勝ち越した。

この後、4試合ぶりスタメン復帰(6番)で2安打1四球の3塁走者新井貴が捕手の牽制に刺されるミスもあったが、二死満塁として4人目・有銘から平野が粘って押し出し四球を選び3対1とリードを広げる。

最後は藤川が、札幌ドームの悪夢を払拭する今季10個目のセーブで締めくくり、好投の岩田も4勝目をマークした。「真っ直ぐが良かった。他のボールも効いてくる!」と、8回(106球)を投げて4安打1失点の勝利投手は久々に会心の笑顔をみせる。

岩田の踏ん張り、攻守に渡る平野の活躍など、この試合のキーワードに『粘り』を掲げた和田監督。「札幌で接戦を落とし、正直重い感じで仙台に入ったが…」。これでムードが変えられる!という手応え十分の一戦となった。