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代打関本サヨナラ打!Gに3タテ!
開幕カードの借りを返すどころか、お釣りが来た。今季初の延長戦は、10回裏に代打の切り札・関本が決着をつけ、巨人を3タテ。5連勝で単独2位に浮上した。
先発・榎田が見違えるほどの好投を見せた。5回まで2安打ピッチング。1安打1四球の5回こそ20球を要したが、前半の球数は52球。危なげない内容で、5回裏には援護点ももらった。
ただ、福留の犠飛で1点を先制し、なおも一死一、二塁の場面で、榎田はバント空振りのあと、強攻策に出て遊ゴロ併殺。自らチャンスをつぶしてしまったことが、次の回に影響したかもしれない。6回一死から連打で1点を失った。それでも、三番・アンダーソン、四番・村田を打ち取り、同点で食い止めたことが、チームのサヨナラ勝ちにつながった。
榎田は、8回先頭の橋本を空振り三振に仕留めたところで交代。勝ちはつかなかったが、それに匹敵する投球だった。
「これで結果を残さなかったらファーム(降格)だと、逆に開き直って投げました。(10日のDeNA戦で)中継ぎで投げさせてもらって、自分のピッチングを整理できた。ストライク先行で投げられました」
榎田をブルペン待機させるという“荒療治”に出て、その間、メンタル面のアドバイスを送り続けていたという中西投手コーチは、「気持ち的に向かって行っていた。だいぶ病んでいたからな」と安どの表情。和田監督も「キレがよかったし、低めにも集まっていた。持ち前の緩急を使えて、やっと来たなという感じ」と、左腕の復調を喜んだ。
先発投手が早いイニングで降りる試合が多く、リリーフ陣に負担がかかっていたが、この3連戦で能見、メッセンジャー、榎田の復調を確信できた。
榎田からバトンを受けた福原、呉昇桓、安藤も、それぞれ持ち味を発揮して無失点リレー。そんな投手陣の姿が、野手のファインプレーを生み、延長10回の打線のつながりを呼んだ。
まだ開幕したばかりとはいえ、甲子園で巨人に3連勝は、やっぱり気持ちがいい!