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エース能見力投も2発に沈む

エースの力投も空しく、阪神が北の大地で手痛い本塁打2発に沈んだ。

北海道日本ハム先発・メンドーサに対する阪神打線は、不振の大和に代わって2番に緒方を入れるオーダーを組むが、ストレートに威力があり多彩な変化球を操る右腕に苦しまされる。

阪神先発は、エース能見。立ち上がりから気合い十分な投球でファイターズ打線を抑えて、両者がっぷり四つに組んだ堂々たる投手戦となった。

均衡が破れたのは6回表。先頭・能見の四球から上本・犠打と緒方・右前安打で一死1・3塁とした阪神は、フルカウントからスライダーを打ち返した3番 鳥谷 敬内野手の中前適時安打で1点を先制する。「能見さんが良いピッチングをしていたので、早く先制点を取りたかった。良いところで打てて良かった」 と、キャプテンは胸を撫で下ろした。

しかし、終盤に差し掛かった7回裏 能見は北海道日本ハム先頭3番・大谷に126km/hスライダーを右中間スタンドへ2号ソロを運ばれ、同点とされる。「(フェンス直撃かと思ったけど)入ってくれて良かった!」 と大谷翔平選手が笑顔になった起死回生の一発が今の阪神には重くのしかかる。

それでも能見篤史投手は8回裏も3者三振に斬るなど最後までエースに相応しい内容で8回(105球)を3安打10三振1四球1失点で役目を終えている。「感じはよかった。真っすぐも変化球も…。(三振は)取れる時に取れた。感触は前回よりよかった」と振り返っている。

阪神は8回表に一死1・3塁と勝ち越しの絶好機があったものの、6回に続きゴメス、マートンが不発に終わったのが大きく響いた。 1~3番でお膳立てをしても4番5番が揃ってノーヒットでは辛すぎる。「良い球もあったが、自分が打ってはいけない球を打った。自分が悪い!」と、マウロ・ゴメス内野手は反省のコメントを残す。

1対1で延長戦に望みを繋ぎたい阪神は9回裏二死でサウスポー加藤から3人目の安藤へリレーするが、4番 中田を歩かせた後 5番ミランダにボール2からの3球目を右中間スタンドへ痛恨のサヨナラ8号2ランを浴びて、3対1で試合は終わった。交流戦はカード初戦を悉く落とし、5月を3連敗締め…敗戦投手に沈んだ安藤優也投手が終始無言でバスに乗り込むなど阪神ナインを沈痛な空気が包み込む。

和田 豊監督は悔しさを圧し殺して次のように話した。「(能見については)大谷の一発以外は言うことない。(打線は?)八回やな。チャンスで4~5番が、あそこで打たないといけない。(清水の起用は)能見とのコンビのこともある。(初戦がなかなか取れないが…)取ろう!と思ってやってる。2番はともかく上位の選手が元気なので、そこで決めなくては苦しくなる。(大和はスタメンを外れたが)どうやって状態を戻すかを考えている。緒方の状態もよかったしね」。