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昨季までの同僚スタンリッジ相手に3安打完封負け

せっかく11カードぶりに初戦を取ったのに、連勝で貯金を増やすことはできなかった。昨季まで同僚だったソフトバンク・スタンリッジの前に散発3安打。今季初完封勝利を献上してしまった。

「スライダーに対してバットが止まらなかった。きょうはスライダーにやられた」と和田監督。キレキレのスライダーをコースに決められ、凡打の山を築いた。

一方、阪神の先発・メッセンジャーは、際どいコースの球をストライク判定してもらえず、初回からイライラ。1回と3回はいずれも四球がらみで失点し、5回には柳田にホームランを浴びて、5回7安打5失点でマウンドを降りた。

「特にきょうは、スタンリッジに勝ちたいという気持ちが強かったんじゃないかと思います。いつもと違うなと。それでも何とかしないといけませんでした」

バッテリーを組んだ梅野は、メッセンジャーを助けられなかったことを悔やんだ。

ミスもあった。エラーが付いたのは2つだが、記録に残らないミスも。初回の守備では、外野からの中継に入った上本が、一塁走者の三塁への進塁を止められなかったし、6回先頭で出塁した緒方は、上本の右中間を破る二塁打で一気にホームイン…かと思ったら、二塁ベースを踏み忘れて一度戻り、三塁までしか行けなかった。緒方はこのプレーにより“懲罰交代”させられた。

いいピッチャーにいいピッチングをされたら、なかなか打てない。その上、ミスで相手を助けては、野球の神様は微笑んでくれない。