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二転三転のゲーム展開…マートンが劇的サヨナラ打
勝った!と思ったら逆転され、負けた…と思ったら追いついた。終盤に二転三転したゲームは、劇的な結末を迎えた。
3対3の同点で迎えた延長12回裏。二死から鳥谷が四球を選び、途中出場の新井良が左前打でつなぐ。打席には、敬遠の四球も含めて、5打席で4度出塁していたマートン。日本ハム・カーターの初球スライダーをとらえた打球は、やや浅く守っていた中堅手の頭上を越えた。サヨナラだ!
「真っすぐだけを狙っていた。だから、ポイントが前になって泳ぎぎみだったけど、うまくとらえられた。しっかり芯でとらえられたし、打った瞬間、抜けると思ったよ。打席の中で、甘い球はなかなか来ない。そういう球を逃さずに打つことができた」
先発・藤浪が走者を出しながらも、8回1失点と粘りの投球を見せた。球数は自己最多となる136球。その裏、代打・坂の犠飛で勝ち越し点を奪い、藤浪に勝ち投手の権利をプレゼントした。守護神・呉昇桓の登場で、誰もが勝利を確信したのだが…。
二死から大野に内野安打を許すと、代走・杉谷を必要以上に警戒。何度もけん制球を挟み、打者・中島卓に四球を与えたのが痛かった。続く西川に2点適時二塁打を打たれ、逆転されてしまった。
「ランナーを気にし過ぎ。杉谷に走られても、どうってことないのに」と中西投手コーチ。和田監督も「ランナーを警戒し過ぎてフォアボールを出すケースがある。そこをチェックしていきたい」と今後の課題とした。
それでも、9回裏に追いつき、10回以降は福原、安藤、加藤、金田のリリーフ陣がしのいで、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。交流戦初の連勝。しかも、カード初戦を取った。ここから連勝街道に乗っていきたい。