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岩田が2ケタ勝利に王手!
勝ち越し点は相手のミスによるものだった。1対1で迎えた7回裏。二死満塁から上本の放った打球は、左中間への浅い飛球となった。スタンドからはため息が聞こえたが、このボールを中日の中堅・大島と左翼・藤井がぶつかるようにして落球(記録は大島の失策)。2者が生還した。
その回、代打を送られていた岩田も、打球が上がった瞬間は、自身に勝ちは付かないとあきらめただろうが、状況が一変。ベンチで手をたたきながら、飛び切りの笑顔を見せた。
「どういう形であれ、点が入るのはやはりうれしいことなので」と岩田。3連敗中だったことも、より喜びを大きくしたかもしれない。
岩田が勝利のポイントに挙げたのは2回。一死満塁のピンチに、三ツ俣を併殺に仕留めた場面だ。
「外の真っすぐです。低めにコントロールできました。反対方向を狙ってきているのは分かったので、それに負けないように、しっかり低めに投げました」
きょうは全体的に低めにコントロールされており、平田に浴びたソロ本塁打も、低めのボールをうまく拾われた一発だった。コースはやや甘かったが、「あれはしゃあない」と切り替えられたのも、自身の生命線である低めへの制球ができていたからだ。
7回を投げ4安打1失点。これで今季9勝となり、08年以来の2ケタ勝利まであと「1」と迫った。次回登板は巨人戦が予想される。
「この前の借りを返せるように頑張ります」
巨人が敗れて、ゲーム差は0.5。首位が見えてきた。