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四番の一打!延長10回ゴメスが決勝アーチ!

ビハインド・ゲームをチーム一丸野球で跳ね除け、土俵際で何とか踏みとどまった。

巨人先発・小山に対して、2番 今成、6・7番に福留・伊藤隼と対右投手用オーダーで臨む阪神は、初回3者凡退。逆に阪神先発・岩田は1回裏二死1・3塁から5番 村田にライトへの通算1500安打となる先制17号3ランを浴びて、いきなり3点を追いかける滑り出しとなった。

最初に援護をもらった小山は、バッテリーを組む阿部の老獪なリードもあって、猛虎打線を翻弄する。ボール球のフォークに手を出すなど阪神の各打者は5回まで無得点に封じられた。

6回表 阪神は上本・鳥谷のヒットで一死1・2塁として4番 ゴメスが右前適時安打を放ち、漸く1点を返す。巨人はこの後二死で福留を迎えたところから継投に入って、青木が福留を左邪飛に打ち取った。

岩田は、2回以降立ち直り、6回まで120球を投げて、6安打6三振2四球3失点と試合を作った。失点以降は粘り強かっただけに、より口惜しさが残る結果となった。「村田さんに打たれた本塁打が悔やまれる。低目に!と思って投げたが、力んで逆ダマになってしまった」と、唇を噛んでいる。

8回表 巨人4番手・山口から上本・四球、今成・死球で無死1・2塁とした阪神は、3番 鳥谷が右中間へ適時二塁打を放ち1点差に迫り、更に満塁でマートンの二ゴロ併殺の間に同点に追い付く。

阪神は8回 福原が二死満塁を切り抜け、9回は新鋭・金田が9球で抑えて延長戦に持ち込む。そして、巨人の守護神マシソンが回を跨いだ10回表 この夜 4本目のヒットで出塁した鳥谷を1塁に置いて4番 ゴメスがレフトスタンドへ豪快に打ち込む21号2点本塁打を放つ。

2点を勝ち越した阪神は、呉 昇桓を投入するが、先頭4番 阿部に左中間への二夜連続の16号ソロを浴びて、1点差に・・・。前夜の悪夢が頭を一瞬よぎったが、呉は後の3人を打ち取り、阪神が5対4で逃げ切った。金田は、先日の先発初勝利に続く5勝目を飾っている。

勝ち越しアーチのマウロ・ゴメス内野手は、ヒーローインタビューで、「ハッピー!」を連呼。「打った瞬間 入ると思った。あそこは、良い球が来たら強く叩こう!と思っていた。勝利に貢献出来て本当に嬉しく思う!」と、ハイテンションだ。

関川浩一打撃コーチが言う。「チームを救う4番の一打だった。鳥谷もマートンもだけど、主軸に繋げば何とかしてくれる!」。

ショックの逆転サヨナラ負けから一転、死闘を制した和田 豊監督は、「打者は最後の最後まで諦めずにやってくれたし、投手も岩田は課題の立ち上がりで一発食らったけど(その後抑えて)2番手以降が頑張ってくれた。今日は絶対落とせない!と、気合いが入っていた!」と話していた。