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最下位ヤクルトに連敗も四番の一発が救い

最下位・ヤクルトにまさかの連敗。首位・巨人は負けてくれたが、2位・広島が勝ったため、広島とのゲーム差は1.5に広がった。

きょうも打線が沈黙した。ヤクルト先発・小川に対して、奪った得点はゴメスのソロ本塁打による1点のみ。きのうもそうだったが、得点源であるゴメスがイニングの先頭打者だったり、走者のいない場面で打席が回ることが続いている。

「重い感じがする。ウチの得点の形を作れていない」と関川打撃コーチ。一、二番が出塁して、クリーンアップでかえすという形が見られなくなっているのだ。

きょうのゴメスの一発も、7回一死走者なしの場面だった。小川の初球カットボールをとらえて、レフトスタンドへ。「第1打席も第2打席も初球はストライクだった。コントロールがいいピッチャーだから、積極的にと思っていた」という積極打法が奏功した。

ゴメスはこれで91打点。マートンが来日初年度にマークした打点に並んだ。

「並べたのは光栄なこと。打点を挙げるのが自分の仕事だと思っているし、そのために毎日やっている」とゴメス。これから、もっともっと増やしてもらいたい。

最後は2連敗したが、長期ロードがあった8月も、13勝12敗と勝ち越した。9月戦線に向けて、気持ちを切り替えるしかない。

「あしたの休みはリラックスして、月が変わるあさって以降、また頑張るよ。まだ2位にも1位にもなるチャンスがある。もちろん1番上に立てるようにね」

ゴールテープを切るまで、四番・ゴメスが打線をけん引してくれるはずだ。