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投打かみ合い2位・広島に快勝
投打がかみ合ったナイスゲームだった。投げては先発・メッセンジャーが7回3安打無失点に抑えて、リーグトップタイに並ぶ12勝目。8回は福原、9回は呉昇桓とつないで、完封リレーを見せた。
打線は6回まで広島先発・久里に封じられていたが、2番手・中田に代わった7回一死から、六番・福留が風穴を開ける。初球はセーフティーバントの構えを見せていたが、カウント2-1になると、ストレートを強振。「今シーズン打った中では、いい手応えだった」という打球は、阪神ファンの待つ右翼スタンドに着弾した。
「ランディー（メッセンジャー）がピンチになっても堂々とゼロに抑えて帰ってくる。僕が打ったのはたまたまだけど、みんな何とか点を取って勝ちをつけてあげたいと。守っているときも、ひと仕事してやろうと思っている。誰が投げていても、その気持ちは強い」
この一発が引き金となり、坂の四球、梅野の犠打に続いて、代打・西岡が右中間を深々と破る三塁打で2点目。上本の内野安打で3点目を挙げ、8回にはマートンに13号2ランも飛び出して、終わってみれば、5対0の快勝だった。
「ベテランのひと振り。あれしかない。（ゲームが）硬直しているときの一発だから、なおさら大きかった」
和田監督が絶賛したベテラン・福留のホームランが、チームに大きなカード勝ち越しをもたらした。
