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福留の活躍など打線爆発で大勝！
6回まで毎回安打、毎回得点と打ちまくった打線が、立ち上がり不安定だった藤浪を強力に援護し、10勝目をプレゼントした。
中でも大活躍だったのは、本塁打を含む3安打3打点の福留だ。いきなり2点のビハインドを負った初回の攻撃。押し出し四球で1点をもらい、なおも一死満塁のチャンスで、中前適時打を放って同点に追い付いた。
「先に点を取られて、あそこで点を取れないよりはね。いつもと同じように、後ろへつないでいこうと思った。フォアボールだろうとエラーだろうと、次のバッターにつなげば、何かが起きるから」
1点リードの3回には、先頭で打った瞬間それと分かる本塁打をライトスタンドへ運んだ。打席に向かう前、西岡に「ホームラン打ちますよ」と声を掛けられたそうで、「そやね、と言いながら、まさか本当になるとは。アイツは“預言者”だって言ってるけどね」と笑った。
さらに、8対3とリードを広げた6回には、二死二塁から右前適時打。中飛に倒れた5回の打席も、打球はフェンスぎりぎりまで飛んでおり、打撃の調子は確実に上がっている。
「自分のいいタイミングで入れる打席が少しずつ増えている。続けていけるようにした」
今季はクリーンアップが安定していただけに、「六番」がキーだった。CSを前に、福留が本来の打撃を取り戻しつつあるのは大きい。
2位・広島が敗れたため、ゲーム差は0.5に。「自力2位」の可能性も復活した。他力本願ではなく、勝つことで2位を奪い取りたい。
