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四番が打てば勝てる!
四番が打てば勝てる! それを証明するような試合だった。
初回、きのうに続いてタイムリーエラーで先制される嫌な出だしも、その裏、相手のミスと上本の盗塁で二死二塁のチャンスを作ると、四番・ゴメスの中前適時打であっさり同点。マートン、新井にも連打が出て、一気に逆転した。ゴメスはこの適時打で節目の100打点目をマークした。
「100打点は目標の1つだったからうれしいね。まだ試合が残っているから、110、それ以上を目指して頑張りたい」
その後の打席でも2打点を挙げ、110打点は決して遠い目標ではなくなった。同点に追い付かれた直後の3回は、また中日にミスが出て無死二、三塁でゴメス。きっちり中前にはじき返して勝ち越すと、この回3点を奪って中日を突き放した。
先頭打者で迎えた5回は、初球をたたいて左翼へ25号本塁打。「ホームランを狙っていたわけじゃないけど、変化球、スライダーかチェンジアップあたりが来るかなと思っていた。スライダーが来たから、うまく打てたよ」という読み勝ちの一発だった。
実は、メッセンジャーが先発した試合で8本塁打を放っている。そのことをお立ち台で知らされたゴメスは、「毎試合、投げてくれれば、もっと打てるんじゃないかな」と笑顔を見せた。
6回の打席は打点こそ付かなかったが、左翼線への二塁打で4安打の固め打ちだ。「打席での感覚がいいし、ボールもよく見えている」と言うから頼もしい。
「特にランナーを置いたときの集中力は素晴らしい」と、和田監督も絶賛したゴメスの働き。四番不在に泣いた昨季のタイガースとは違う。