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延長11回に力尽き、連勝3でストップ
4時間30分を超える長い試合の結末は、連勝ストップだった。
5回までは完全に阪神ペース。先発・岩崎はストレート、変化球ともに制球とキレが抜群で、2安打無失点と中日打線を寄せ付けなかった。
先制の起点となったのも、その岩崎だ。5回、先頭で打席に入ると、右前に今季3本目のヒット。一死後、大和、鳥谷の連打で満塁とし、四番・ゴメスの適時打で2点を先制した。
しかし、6回二死から三ツ俣にプロ初本塁打を献上すると、岩崎に狂いが生じた。2者連続四球と2者連続適時打で、あっという間に逆転。本塁打を引きずったことは否定した岩崎だが、「結果的にそう見える形になってしまった。2アウトを取っていたので、投げ切らないといけなかった」と唇をかんだ。
その裏、大和のタイムリーで同点に追い付いつき、呉昇桓に初めて2イニングを託すなど、必死の継投をした阪神だが、11回、6番手・歳内が一死満塁のピンチを招くと、7番手の高宮が高橋周に犠飛を打たれ、これが決勝点となった。
最後の攻撃でも福留がヒットを放つなど、13安打を放った阪神打線。中日の6安打を大きく上回りながら1点差で敗れた要因の1つは、大和の2度の送りバント失敗だった。
8回無死二塁では3バント失敗で空振り三振に倒れ、延長10回無死一塁では投飛。いずれも後続が打ち取られ、得点できなかった。
「最悪です。バントを決めないといけないところで決め切れなかった。悔いが残ります」
初回には一発で犠打を決め、その後3打席連続安打で猛打賞。10回の守備では超美技も見せた大和だが、その活躍が全部、吹き飛んでしまった。
2位・広島が勝ったため、ゲーム差は1.5に広がった。