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2017.1.31
がつがつ勝ちに行く!

キャンプ前日。兵庫県伊丹市の大阪国際空港から金本監督と一軍コーチ陣が沖縄へ、掛布監督以下ファーム首脳陣が高知へ向かって旅立ちました。早速、安芸市役所で歓迎を受けたファーム・掛布雅之監督は『安芸観光特使』に就任。現役時代から何度も訪れ愛着あるキャンプ地・安芸を全国へとピーアールするべく奮闘していきます。

沖縄県 読谷村のチーム宿舎では『ウル虎の夏 2017』で着用する期間限定サードユニフォームが御披露目されました。すっかり恒例となった『ウル虎の夏』は レプリカ・ユニフォームが来場者にも配布されて球場全体が黄色に染まる一大イベントですが、今季は7月17〜19日 広島戦と25〜27日 DeNA戦の計6試合が対象となります。

新作のウル虎イエローユニフォームは、従来のイエローを基調に伝統のタテジマを施し、肩袖から背面は黒という力強いイメージに仕上がりました。モデルを務めた福留と能見も非常に気に入った様子です。

昨年7月30日 中日戦(甲子園)史上最年長39歳3ヶ月でサイクル安打を記録した福留孝介外野手は、「(ウル虎の夏に)達成出来てイメージは良い。今年も何か出来ればイイね!」と笑います。初めてキャプテンマークを着けた事を訊かれて、「今、気がついた(笑)。何もないよ。(キャンプで若手に言いたいのは)やるからにはマンネリ化しないようにメリハリをつけてやって欲しい」と話しました。

能見篤史投手も昨季唯一の完封勝利はイエローユニフォームを着てマークしており、「夏場は完投出来るに越したことはない。(リリーフ投手にとって大変な時期に)そこで手助け出来れば・・・」とベテランらしくブルペンへの気遣いを見せています。

「新しいチームに来た実感が湧いた」。オリックスからFA移籍。阪神の選手として初めてキャンプに臨む糸井嘉男外野手は、宿舎でナインそれぞれと挨拶を交わしながら虎の一員となった感慨に浸っていました。

「(グアムの自主トレでは)シーズンに挑む為の身体を作って来た。(右ヒザ関節炎の影響は?)それがあるんで、うーん、不安なんだけど、最初別メニューでやらせてもらい、しっかり治して早く復帰したい。(去年は『超えていく』がテーマだったが)じゃあ、一文字『超』で!(笑)。新しい挑戦になるので・・・全部含めて挑戦して行く!という感じです」。鉄人(金本監督)の下で新たなスタートを切る超人は、はやる気持ちを抑えつつ宜野座キャンプに入っていきます。

夕刻にはミーティングに集結したナインを前に金本知憲監督が、「優勝へ向かって、どんなカタチでもイイから、がつがつと、とにかく勝ちに行こう!」と檄を飛ばしました。就任2年目の指揮官ですが、「去年より 楽しみも不安も両方大きい」のが本音と言えます。

「(ナインの表情から)しっかりオフに練習を積んで、自信ありげな雰囲気がわかった。(野手に関して、昨年は)コウスケ(福留)・鳥谷・ゴメス・西岡と実績のある4人がいた中での若手の競争だったけど、今年は(ゴメスが抜けて、西岡が故障。鳥谷も昨季不振だった為、確実にレギュラーと言えるは)コウスケと糸井しかいない。野手は不安が正直ある。(投手も)先発枠4人で後ろが未知数」という現実から、若手が競争を勝ち抜いてどれだけ這い上がって来るか?がチーム浮沈の鍵を握ります。

「(野手のレギュラーを2月中に固めるのは?)そんな、そんな!難しいと思うよ」。但し、昨季 多くの若手を試して「ある程度見た訳だから上がり目・変わり目が大事になる。レベルが低くても、去年より成長してる! 身体とか技術とか、そういう上がり目を感じたらチャンスを与えたい。(チャンスが増える選手と少なくなる選手は、昨季より)ハッキリ分かれて来ると思う」とシビアな用兵になる事を示唆しました。

「優勝をみんなで勝ち取る。これしかない。先ずチーム内の競争に勝って、そういう選手が戦う。全ては勝つため!という事」。2年目の指揮官は、更に厳しい姿勢で妥協を排除する構えです。

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