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2017.2.2
そこは褒めてやらんと

安芸キャンプ2日目。 掛布ファーム監督が見守る中、陽川尚将内野手が全体練習後の特打でパワー全開!場外弾4発を含む40本以上のサク越えを放ち、遠く離れた沖縄の金本監督へ向けて強烈なデモンストレーションを行いました。

宜野座では、午前中メイン球場では初めて野手全体のシートノックが行われました。キャンベルは守備位置には就かず見学。その後 5箇所に分かれたノックには参加してしています。

早出特守から居残り特守まで、この日は守備練習のフルコースだった高山 俊外野手ですが、「(早出のノックなど)内野の練習が外野守備にも生きると思う。捕ってからのステップとか、ボールへの入り方を意識して」守備力アップを図ります。

「(今回キャンプのテーマは)ケガしない事。どれだけ実戦で動けるか?今年一年、悔いが残らないようにやりたい」。オフに鍛えて、体重も4〜5kg増量して、長打力にも手応えを口にする高山です。

初日は投球練習を控えた外国人3投手が、2日 初めてプルペン入り。新外国人右腕メンデスは、ドレッドロックの風貌とは違って安定したクセのないフォームから軽めに直球のみ26球を投げました。

「良い感触だったよ。(ブルペンの第一印象は)マウンドが柔らかく感じた。これから日本のマウンドにも適合して行きたい。力の加減は50〜60パーセント位。次は変化球も投げたいね」。160km/h超のスピードが特徴というロマン・メンデス投手が、先ずは上々の試運転です。

来日8年目のランディ・メッセンジャー投手は、初ブルペン投球を振り返り、「投げようと思えば昨日も投げる事が出来たんだけど・・・初日にしっかりキャッチボールをしてからと。今日は真っ直ぐだけ。リリースポイントを確認しながら投げた。投球自体が久しぶりだったから、次のプルペンでも直球だけになると思う。変化球に関してはキャッチボールとかで試す事があるかもしれないけど、まだまだ先は長いから」と話しました。

昨年に続いてスリム化してキャンプにやって来た助っ人リーダーにやる気が漲ります。「体重は落とせる範囲でしぼって来たけど、ボールの強さ・パワーには全く影響はないよ。肩や肘を含めて身体は万全だから、しっかり鍛えていくだけさ」。外国人投手史上最多となる通算4度目の開幕投手へ死角は見当たりません。

金本知憲監督は2年目の板山祐太郎外野手に直接指導を施しました。「左肩の開きを抑え気味にしていたので上手く回転していなかった」板山に、もっと腰と肩を回して打つよう指揮官が一言アドバイス。効果はてきめんでした。打球が伸びるようになって、「成長してる。体つきも見ての通り! 打撃のカタチも身に付いて来ている。あとは実戦での対応力」と評価。昨秋キャンプで指導して来た下半身の使い方も進歩のあとが見て取れ、指揮官も「流石と言うか?そこは褒めてやらんと!」と目を細めました。

気になるポジションですが、「(板山は)元々ショートだからね。二塁手か遊撃手かな? (昨季)遊びで・・という言い方はオカシイかもしれないが(セカンドを)やらせてみたら」コーチも合格点をつけた経緯があります。「そりゃ(打撃が良ければ)外野とかサード・ファーストもあるわけやし・・これだけは何とも言えない」。今季のキーマンとなりそうな板山だけに、いったい何処で起用されるのか? 動向から目が離せません。

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