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オールスターゲームに藤川投手、平野選手が選出
2011年06月30日 更新

30日、「マツダオールスターゲーム2011」(7月22日ナゴヤドーム、7月23日QVCマリンフィールド、7月24日日本製紙クリネックススタジアム宮城)のファン投票、選手間投票の最終発表が行われ、阪神タイガースからはファン投票で藤川球児投手(クローザー部門)、選手間投票では平野恵一内野手(二塁手部門)が選出されました。また同日、甲子園球場クラブハウス内で両選手が会見を行いました。

会見より(藤川選手、平野選手)

―選出されての感想。

藤川:一票一票入れて頂いたファンの方に感謝したいと思いますし、今年は東日本大震災もありましたので、今まで以上に責任のあるプレーをしたいと思っています。

平野:自分はファン投票ではありませんが、たくさんのファンの方に一票一票入れていただきましたので、それにまず感謝いたします。とても光栄なことだと思います。あと(27日に急逝した)渡辺チーフスコアラーにもいい報告ができたのではないかなと思います。

―平野選手は同じ選手から選ばれた選手間投票というのは、どのような思いがありますか?

平野:同じプロ野球選手から選ばれたことは光栄だと思います。

―今回のオールスターで対戦してみたいパ・リーグのバッター、ピッチャーがおられましたら、教えてください。

藤川:特にはいないのですが、パ・リーグには力をつけてきている若い選手がたくさんいますので、良い勝負ができたらなと思います。交流戦ではセ・リーグは負け越していますので、自分の中ではあまり納得がいかないというか、負けている気は全くしませんので、そういう部分をセ・リーグ全体として出していかなければいけないということは強く思います。

平野:素晴らしい選手がたくさん出場されますので、なるべく対戦はしたくはないのですが(笑)、代表として行かせていただきますので、特に今年は仙台でも開催されるということで、特別な場所での開催だと思っています。なんとか何かを感じ取ってもらえるようなプレーができればなと思います。

―オールスターで見せたい自分のピッチング、プレーというものがありましたら、お教えください。

藤川:常々オールスターの度に言うのですが、思いっきりホームランを打たれてみたいなと強く思う時もありますし、それと紙一重の勝負で三振を取りたいなと思っています。大きいホームランを打たれても、それも見ているお客さんには心に残るものになると思うので、いい勝負をして見ている人に楽しんで頂ければと思います。

平野:シーズン中と変わらず、自分らしいプレーをしていきたいです。

―藤川選手が昨年のオールスターで登板された際には、三者連続三振という結果でした。また平野選手は1試合で3打数1安打。またショートを守られました。去年の結果を踏まえまして、ファンは藤川選手には三振を期待されている部分もあると思います。また平野選手にはハツラツとしたプレーを期待される部分があると思いますが、どんなプレーを約束して頂けますか?

藤川:変化球を投げるのは、自分のスタイルではないので、本当に力と力の勝負をして、三振3つでもいいですし、ホームラン3本でもいい。そういう試合・勝負を子供たちが見て、どっちを目指すのかを考えてほしいです。自分の良いところを出したいと思います。

平野:できれば昨年みたいに、ショートを守る機会が無ければなと思います(笑)。あと、本当に自分らしいプレーで頑張りたいと思います。

―最後になりますが、東日本大震災が起きた中で、オールスターが仙台で行われます。そのような中で、どんなお気持ちを持ってプレーされているのか、また仙台・東北のファンにどんなプレーを見せて頂けるのか、お聞かせください。

藤川:たくさんの命が奪われて、生活もまだまだ復興していない状況の中で、(今季)野球を始めさせて頂いたことに、まずは感謝しながら開幕を迎えました。(今季序盤は)チームも上手くいかない時期もあり、(自分の)気持や元気がなくなりそうになったこともありましたが、その中でもせっかく野球をやらせて頂いているのだから、絶対に筋を通すというか、自分のプレースタイルを崩さないという強い思いでプレーしてきました。オールスターもそうですが、残りのシーズンもまた今後の野球人生の中でも、自分の中にしっかり軸を持って、野球選手として全うしたいし、しなければいけないと、自分個人ではそういう取り組み方をしています。
少しでも野球が好きなファンのために自分のプレーを見て、子供たちに夢や希望を持ってもらい、そういう形で貢献出来ればと思い、これからも野球に取り組んでいきたいです。

平野:今もそうですが、野球界と野球選手は震災が起きた後から、自分たちで何ができるのかを、考えながらプレーはしていますので、自分たちは野球をすることしかできませんが、そこで何かを感じ取っていただけたら。何か力を与えたい。そんな思いを持ちながら、これからも自分たちには「何ができるか?」を考えながらプレーしたいと思います。

―改めて全国のファンに向けて、意気込み等一言ずつお願いいたします。

藤川:今回は、本当にファン投票という形で選んでいただき、本当に感謝しております。頂いた一票ずつの皆さんの期待に応えられるように、全力でプレーして、本当に楽しいと言ってもらえるような勝負をできるように、今からしっかりと調整し、本番では良い結果が出るように自分でも期待しながら、頑張りたいなと思います。ありがとうございます。

平野:本当に、夢舞台といわれるオールスターに出場させていただけることに感謝しています。その感謝の気持ちを、プレーに出せるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。