
6/3(金)・4(土)は阪神甲子園球場で福岡ソフトバンク戦が行われます。前回対戦では福岡で2連敗を喫しましたが甲子園で巻き返したいところ!気になる福岡ソフトバンク戦のみどころを注目データとともにお届けします!
昨季のパ・リーグ王者にして、今季もリーグ、交流戦ともに優勝を狙える位置にある福岡ソフトバンク。阪神にとっては、2008年の交流戦で同率1位に並ぶも、当時の規定(前年度の交流戦順位を優先)により優勝をさらわれた因縁の相手でもある。過去6年間の通算成績でも、13勝13敗2分けと互角の勝負を繰り広げている。
今年の対戦は敵地・福岡でスタート。宿敵の本拠地でたたいて波に乗りたいところだったが、まさかの連続完封負けを喫してしまった。1回戦は能見が8回途中4失点の力投も、打線が沈黙して援護できず。続く2回戦は新井良、柴田の期待株を先発に抜てきしてリベンジを目指すも、球界を代表する左腕・杉内の前に4安打に封じられて雪辱を果たせなかった。
それでも新井良、柴田のコンビがそれぞれ安打を放つなど、新しい力の芽吹きを感じることはできた。このまま、やられっぱなしで終わるわけにはいかない。猛虎は空高く舞う鷹に飛びかかることができるか。福岡の仇(かたき)は、甲子園で討つ。

今季の福岡ソフトバンクはとにかく投手陣が強力。ここまでのチーム防御率は12球団トップの2.31を記録し、とりわけ先発陣は防御率2.23と抜群の安定感を誇る。福岡での2戦も鉄壁の先発陣にしてやられた格好で、いかに少ないチャンスを生かせるかがテーマとなる。5月21日の2回戦では3回表に新井良、柴田の安打などで2死満塁のチャンスをつくるも、あと1本に泣いて得点に至らず。このシーンは序盤の山場であると同時に、ゲームの勝敗を分ける数少ないターニングポイントだった。
今カードのキーマンはチャンスに強い打者。阪神では平野がチャンスでひときわ強さを見せる。平野はポイントゲッターというよりもチャンスメーカーの印象が強い巧打者だが、抜群のバットコントロールはここ一番の状況でより一層の輝きを放つ。今季は得点圏打率.467と驚異的な数字をマークしており、チャンスの場面で平野に打席が回れば、高確率で得点を期待できる。昨季も得点圏で打率.343の好成績を残していることから、平野の勝負強さは一過性のものではない。福岡での2戦は左太ももを痛めて出場できなかったが、今回は満を持して甲子園の舞台に立つ。小柄なヒットマンが、若鷹軍団への刺客となる。
※文章中のデータは2011年5月27日終了現在
| 打者名 | 打数 | 安打 | 打率 |
|---|---|---|---|
| 平野 恵一 | 15 | 7 | .467 |
| 俊介 | 18 | 5 | .278 |
| 城島 健司 | 15 | 4 | .267 |
| マートン | 34 | 9 | .265 |
| 新井 貴浩 | 44 | 11 | .250 |
| 鳥谷 敬 | 28 | 7 | .250 |
| 金本 知憲 | 17 | 3 | .176 |
| ブラゼル | 32 | 5 | .156 |
※データは5月27日終了時点
※得点圏打席数10以上の選手を対象


















