
6/5(日)・6(月)は阪神甲子園球場でオリックス戦が行われます。前回対戦では1勝1敗と、関西ダービーにふさわしい五分五分の結果となりました。気になるオリックス戦のみどころを注目データとともにお届けします!
オリックスとの関西ダービーは通算で18勝11敗1分と阪神が優勢。しかし昨年は1勝3敗と3年ぶりに負け越して、オリックスの交流戦初制覇をアシストする形となってしまった。同地区の相手が手ごわい存在となれば、関西決戦はより盛り上がるというもの。昨年の借りを返し、今年は関西の雄として威厳を保ちたいところ。
今年の開幕カード(5月17、18日 @京セラドーム)は接戦の末、1勝1敗と星を分けた。5-4で先勝した1回戦のヒーローは若虎・上本。2番ショートの先発起用に応えて、3回表に同点打、4回には追加点をたたき出すタイムリー二塁打を放った。続く2回戦は先発・岩田が7回2失点の好投を見せるも、打線が序盤の好機を生かせずに悔しい完封負けを喫してしまった。
関西ダービー“甲子園決戦”の舞台は、われらが本拠地・甲子園。過去6年、甲子園におけるオリックスとの対戦成績は10勝3敗1分と大きく勝ち越している。交流戦後半に向けて良い流れをつくるためにも、確実に連勝を飾りたいところだ。

現在、オリックスのチーム打率は12球団最下位の.213(5月28日時点)。戦いを有利に進めるためには、不振の打線を眠らせたままにしておくのが一番だ。主力は坂口、T-岡田、李承燁と、左打者がメインを張る。要所で左打者の彼らを封じられる投手が、今カードのカギを握る。
左の強打者がそろうオリックス打線への切り札となるのが、新人セットアッパー・榎田だ。左のリリーフとして開幕一軍の切符を手にした榎田は、連日のように生きのいいピッチングを展開し、瞬く間にブルペンの重要戦力として台頭。5月17日のオリックスとの1回戦では、1点差に迫られた6回裏、1死満塁の場面で3番手として登板すると、一打逆転の大ピンチにも動じることなく切り抜け、1回2/3を無失点に抑えて勝利の立役者の一人となった。
切れ味抜群のストレートに加え、右打者にはシンカー、左打者にはカットボールとそれぞれ勝負球を持っているのが榎田の強み。すでにホールド数はリーグの新人記録に並ぶ9つ。勝利の方程式の一角として欠かせない存在へと成長した榎田が、関西ダービー“甲子園決戦”の舞台で輝きを放つ。
| 球種名 | 対左打者 | 対右打者 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 打数 | 被安打 | 被打率 | 打数 | 被安打 | 被打率 | |
| 合計 | 22 | 5 | .227 | 46 | 8 | .174 |
| ストレート | 8 | 2 | .250 | 22 | 5 | .227 |
| カットボール | 7 | 0 | .000 | 9 | 0 | .000 |
| スライダー | 6 | 2 | .333 | 1 | 0 | .000 |
| シンカー | 1 | 1 | 1.000 | 14 | 3 | .214 |
| 球種名 | 投球数 | 投球割合 |
|---|---|---|
| ストレート | 151 | 48% |
| シンカー | 65 | 21% |
| カットボール | 63 | 20% |
| スライダー | 33 | 11% |
※データは5月28日終了時点


















