7/12(火)・13(水)・14(木)は阪神甲子園球場で巨人戦が行われます。ここまで5勝4敗と互角の戦いだったが、ここは3連勝で一気に差を広げたいところ!気になる巨人戦のみどころを注目データとともにお届けします!
レギュラーシーズン再開後、最初のカードとなった巨人3連戦は本拠地・甲子園で2勝1敗と勝ち越し。先発・岩田の好投、マートンの3打点の活躍などで第1戦を制すると、続く第2戦は先発・メッセンジャーから榎田、小林宏、藤川の新・必勝リレーで連勝を飾った。
3タテを目論(もくろ)んで巨人キラー・能見を立てて臨んだ第3戦は、ルーキー・沢村を打ち崩せず2-4で敗戦。能見の巨人戦の連勝は、球団タイ記録の8でストップとなった。4点を追う9回裏に4連打で2点を返し、一発が出ればサヨナラの場面まで盛り返したものの、惜しくも同一カード3連勝はならなかった。
今季4カード目の伝統の一戦は、再び本拠地・甲子園にて幕を開く。上昇機運が高まりつつあるチーム状況だけに、同じく中位に位置する巨人に後れを取ることは避けたい。前カードに続いて宿敵にしっかり勝ち越し、上位戦線進出への足がかりとしたい。
役者がそろう伝統の一戦では、チームの顔となるクリーンアップの活躍が勝敗を左右する。今季の同カードのクリーンアップ対決では、阪神が断然優勢だ。ここまで4割近い打率に5本塁打を記録し、わずか1本塁打とおとなしい巨人の中軸を尻目に、持ち前の破壊力を発揮してチームに貢献している。5月3日には巨人の先発・東野から鳥谷、新井貴、ブラゼルが3者連続本塁打を放ったことも記憶に新しい。
今回の対戦で大きな期待を寄せたいのが、3番打者として好調クリーンアップの一の矢を務める鳥谷。前回の3連戦では12打数4安打1打点を記録し、今季の巨人戦打率.345はセ・リーグ5球団との対戦のなかで最も高い数字を残している。
春先から2割台中盤にとどまっていた打率も、6月には月間打率.309を記録して好調モードに移行しつつある。試合状況に応じてチャンスメーカーからポイントゲッターまで務める鳥谷のバットから、目が離せない。
※文章中のデータは2011年7月4日終了現在
チーム | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 |
---|---|---|---|---|
巨人 | 29 | 10 | 1 | .345 |
広島東洋 | 32 | 11 | 0 | .344 |
横浜 | 30 | 10 | 0 | .333 |
交流戦 | 70 | 18 | 1 | .257 |
東京ヤクルト | 9 | 2 | 0 | .222 |
中日 | 21 | 3 | 0 | .143 |
※データは7月4日現在