
7/26(火)・27(水)・28(木)は阪神甲子園球場で中日戦が行われます。ここまで3勝5敗1分と分の悪い戦いとなっていますが、9試合全てが2点差以内と均衡した内容!好ゲーム間違いなしの中日戦のみどころを注目データとともにお届けします!
昨季2勝10敗と大きく負け越した“鬼門”ナゴヤドームでの前カードは、1勝2敗に終わった。
第1戦は阪神・スタンリッジ、中日・岩田による息詰まる投手戦となり、終盤の8回まで両軍無得点。延長戦突入が視界に入った9回裏、伏兵・小田に適時打を浴びて惜しくも敗戦となった。
続く第2戦は6回表までにマートンの適時打などで3点をリードするも、5回まで2安打無失点と好投を続けていた鶴が突如崩れて逆転を許してしまう。7回には2死満塁と攻めたてるが、あと1本が出ずに連敗を喫してしまう。
同一カード3連敗は阻止したい第3戦、中5日の先発・岩田が9回まで2安打の熱投を演じるも、味方の援護点がないまま延長戦へ。11回、中日の守護神・岩瀬を鳥谷、マートン、ブラゼルの連打で打ち崩し、相手守備の乱れにも乗じて3点の勝ち越しに成功。最後はルーキーの榎田がプロ初セーブをマークして逃げ切った。
オールスターを終えてシーズンの折り返し地点となるこのカード。本拠地・甲子園で難敵を打ち倒し、さい先の良い後半戦スタートを飾りたい。

今季の中日との対戦成績はここまで3勝5敗1分。9戦すべてが2点差以内に収まっており、ここまで常に均衡した戦いを繰り広げてきた。一瞬の隙(すき)が勝負の行方を左右しかねない、緊張感に満たされたカード。選手たちの一挙手一投足から目が離せない。
僅差での決着が定められた戦いとなれば、守護神の安定感が自軍の勝利に直結する。もちろん、われらが守護神・藤川球児の安定感に疑いの余地はない。今季は19回のセーブ機会をすべて成功させ、堂々のセーブ成功率100%をマーク。防御率もセ・リーグのストッパーで唯一の0点台を記録する鉄壁ぶりだ。代名詞の「火の玉ストレート」だけでなく、打者の手元で鋭く落ちるフォークも抜群の威力を誇る。2枚の切り札を使い分け、チームを勝利に導いている。
一方、中日の守護神・岩瀬も成功率100%をキープしているが、防御率2.84と安定感の上では虎の守護神に及ばない。延長戦に突入して両者が登板した7月7日には、藤川が3つの三振を奪って1回を無失点に抑えたのに対し、岩瀬は1死も取れずに3失点で今季初黒星を喫している。守護神を巡るコントラストが、竜虎対決に白黒をつける決め手となる。
※文章中のデータは2011年7月18日終了現在
| 投手名 | チーム | セーブ | セーブ失敗 | 成功率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| サファテ | 広島 | 21 | 2 | 91% | 1.77 |
| 林 昌勇 | ヤクルト | 19 | 3 | 86% | 2.14 |
| 藤川 球児 | 阪神 | 19 | 0 | 100% | 0.76 |
| 山口 俊 | 横浜 | 17 | 3 | 85% | 2.08 |
| 岩瀬 仁紀 | 中日 | 13 | 0 | 100% | 2.84 |
| ロメロ | 巨人 | 11 | 2 | 85% | 4.24 |
※データは7月18日現在
※チーム最多セーブの選手を対象
※セーブ成功率=セーブ÷(セーブ+セーブ失敗)


















