
8/26(金)・27(土)・28(日)は阪神甲子園球場で東京ヤクルト戦が行われます。ここまでの対戦成績は8勝3敗。首位・東京ヤクルトに対して唯一勝ち越している我らがタイガース。この3連戦もきっちり勝って勢いをつけたいところ!気になる東京ヤクルト戦のみどころを注目データとともにお届けします!
首位攻防ラウンドとなった前カードは、敵地・神宮球場に乗り込んでの3連戦。対東京ヤクルト3連勝中だった阪神は、勢いそのままに首位チームへ襲いかかる。
第1戦は3回表に4番・新井貴の3ランなどで4点を先制し、序盤で試合の主導権をガッチリと確保。投げては先発・岩田が7回1失点の好投を見せ、快勝で幸先よく3連戦の頭を取る。
続く第2戦、東京ヤクルト戦3連勝中だったメッセンジャーがまさかの乱調で序盤に大量失点。打線にも元気が無く、2‐8で敗れてチームの東京ヤクルト戦の連勝は4でストップしてしまう。
1勝1敗のタイで迎えた第3戦は、平野が4安打を放つなど16安打8得点と打線が爆発。8-1として完勝ムード漂う9回裏だったが、守備陣のミスが続いて気が付けば1点差に。最後は守護神・藤川が三振で締めて逃げ切ったものの、肝を冷やすあわやの1戦となった。
ここまで8勝3敗と大きく勝ち越しているとはいえ、やはり相手は首位を走るチーム。最後まで目を離せないギリギリの攻防こそ、久々に戻ってきた甲子園の舞台にふさわしい。

昨季が4勝無敗なら、今季もここまで3勝負けなし。阪神の誇る東京ヤクルトキラーといえば、久保康友その人である。今季は3試合に先発し、許した失点はわずかに2つ。防御率0.78の鉄壁ぶりで、ツバメ打線に全く仕事をさせていないのだ。
何より、相手打線のキーマンをほぼ完ぺきに封じているのが大きい。先頭の青木、4番の畠山、成長著しい川端を無安打に仕留め、パワーヒッターのバレンティンもソロ本塁打1本のみ。ポイントとなる打者を抑えることで、相手打線に付け入る隙を与えていない。
持ち味の多彩な変化球がツバメ打線封じのカギとなる。しつこく粘る青木には緩急で、選球眼に優れる畠山にはタテとヨコの変化で勝負。豪快に振ってくるバレンティンには、ボールゾーンへ逃げていくスライダーで――。質・量ともに豊富な選択肢(球種)を持つ久保だからこそ、なせる芸当と言ってもいいだろう。ち密に練り上げられた投球術で好打者たちを次々と仕留めていく “投げる哲学者”の姿に、ぜひ注目してほしい。
※文章中のデータは2011年8月18日終了現在
| 打者名 | 被打率 | 主な決め球 |
|---|---|---|
| 青木 宣親 | .000 | ストレート、チェンジアップ |
| 川端 慎吾 | .000 | ストレート、フォーク、カットボール |
| 畠山 和洋 | .000 | フォーク、スライダー |
| バレンティン | .167 | スライダー |
| 川本 良平 | .333 | フォーク、カットボール |
| ホワイトセル | .375 | ストレート、フォーク |
| 田中 浩康 | .400 | ストレート、フォーク |
※シュートはストレートに含む
※5打数以上の選手を対象
※データは8月18日終了時点


















