
9/6(火)・7(水)は阪神甲子園球場、9/8(木)は京セラドーム大阪で広島戦が行われます。ここまでの対戦成績は5勝8敗と少し苦手にしていますが、一戦必勝で対戦成績を五分にしたいところ!気になる広島戦のみどころを注目データとともにお届けします!
阪神・能見、広島東洋・前田健の両エースによる投手戦となった第1戦は、マートンがスクイズを決めるなど8回を終えて1-1と互いに譲らない展開。しかし9回表に登板した守護神・藤川がまさかの誤算で、勝ち越し点を許して惜しくも接戦を落としてしまう。
第2戦は広島東洋に好相性のスタンリッジが先発。しかし1点リードの5回表に連打を浴びて逆転を許すと、5回途中でノックアウトされる予想外の展開に。追う阪神は終盤にブラゼルの適時打などで1点差に迫るも、あと一歩届かず2連敗となった。
序盤からシーソーゲームとなった第3戦は、同点で迎えた7回裏に金本が2試合連発となる7号ソロを放ち勝ち越しに成功。しかし直後の8回に守備陣の乱れなどで逆転を許すと、再び盛り返すことはかなわず、痛い3連敗となった。
ますます混戦の色を深めるセ・リーグだけに、ふとした連勝、連敗がペナントの行方を大きく左右する。この3連戦で前カードのお返しを済ませると同時に、チームに勢いをつける加速期間としたい。

広島東洋との対戦成績5勝8敗は、今季におけるセ・リーグ球団との対戦の中で最も悪い成績となっている。敗れたゲームは1点差が3試合、2点差が4試合とほとんどが接戦によるもの。わずかな差が勝敗を分けていることから、ちょっとした流れの変化で優劣が一気に逆転する可能性を秘めている。
今カードのキーマンは、今季の広島東洋戦で打率.204と苦しむマートンだ。3連敗で終えた前カードも8打数無安打と苦しみ、スクイズという奇策に打って出る驚きのシーンも見られた。
しかし、現在のマートンは明らかに状態が上向きつつある。8月1日から現在までの打率は.253だが、過去10試合では.333、故障離脱したブラゼルの代役で5番に入ってからは打率.471と安打を量産。シーズン最多安打の日本記録を持つ赤毛の安打製造機が、その真価をついに発揮し始めているのだ。
結果を出せずに悔しい思いを抱いていたのは、ほかならぬ本人であるはず。助っ人ヒットメーカーが苦手意識を払しょくした時、甲子園には六甲おろしの大合唱が響き渡っているはずだ。
※文章中のデータは2011年8月29日終了現在
| 期間 | 試合 | 打数 | 安打 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 8月1日~ | 20 | 75 | 19 | .253 |
| 8月16日~ | 10 | 39 | 13 | .333 |
| 8月24日~ | 4 | 17 | 8 | .471 |
※データは8月29日終了現在


















