
10/15(土)、16(日)は阪神甲子園球場で広島戦が行われます。クライマックスシリーズ進出へ向け負けられない戦いが続く中、9勝10敗と1つ負け越している広島との2連戦。とにかく勝利あるのみ!気になる広島戦のみどころを注目データとともにお届けします!
前回の対戦は敵地・マツダスタジアムで開催された4連戦。台風接近の影響で1試合が中止となり、3試合の顔合わせとなった。
第1戦は先発・久保が初回に4点を失う苦しいスタート。援護したい打線も相手先発・前田健の前になかなかチャンスをつくれず、重苦しい展開に。9回表に鳥谷が意地の一発で1点を返すが、反撃はこの1本に終わって初戦を落としてしまう。
連敗を避けたい第2戦、ベテランのバットがチームを救う。2回裏、金本が2ランを放って先制すると、5回にも一発を放って追加点。投げては6投手の継投で反撃を振り切り、6-3で前日のリベンジを果たした。
勝ち越しを目指す第3戦は、初回にマートンの3ランなどで4点を先取。大きくリードを奪って試合の主導権をつかむが、赤ヘル打線の怒とうの反撃を受けて3回までに7点を失って逆転を許してしまう。その後もリードを広げられ、4-12で悔いの残る1敗を喫した。
前カードを1勝2敗で終え、対戦成績は9勝10敗と1つの負け越し。それでも甲子園を舞台とすれば5勝1敗と、阪神の優勢は明らか。虎党が送る大声援をバックに、気持ち良く連勝を飾りたいところだ。

13連戦の締めくくりとなる今カードは、投手陣の疲労が心配されるところ。打撃陣の援護が欠かせない戦いとなることが予想される。
キーマンとなるのが、古巣に相対する鉄人・金本知憲だ。ケガをおして出場を続ける今季も、チーム2位の11本塁打を放ってさすがの長打力を発揮。とりわけ広島東洋戦ではチームトップの5本塁打、同3位の9打点をマークして相性の良さを見せている。
心強いデータが鉄人の活躍を後押しする。7月以前の前半戦、金本は広島東洋戦で打率.219と苦しんだものの、後半戦に入ると一転して成績が上昇。8月以降の9試合で4本塁打を放ち、打率.333と確実性も大きく向上。自慢の打棒で赤ヘル軍団を打ち砕き、スラッガーとしての本領を発揮しているのだ。9月18日には助っ人右腕・バリントンから2打席連続でライトスタンドへ一発。今季初の1試合2本塁打を記録し、衰え知らずのパワーでチームを勝利へ導いている。
連戦でチームに疲労感が漂う時こそ、輝きを放つ鉄人の称号。不屈の大ベテランのバットが、甲子園に歓喜の瞬間を呼び込む。
※文章中のデータは2011年10月6日終了現在
| 期間別 | 試合 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 7月以前 | 10 | 1 | 3 | .219 |
| 8月以降 | 9 | 4 | 6 | .333 |
※データは10月6日終了現在


















