10/19（水）、20（木）、21（金）は阪神甲子園球場で横浜戦が行われます。レギュラーシーズン最後の甲子園は横浜との3連戦。ここまで10勝8敗2分と決して簡単には勝てない相手ですが、なんとしてでも3連勝してクライマックスシリーズへ進出したいところ！気になる横浜戦のみどころを注目データとともにお届けします！

敵地・横浜に乗り込んだ3連戦は、阪神が2勝1敗と勝ち越し。第1戦は先発・岩田が危なげないピッチングを見せ、今季2度目の完封勝利。鳥谷、ブラゼルに一発が飛び出すなど、攻守にわたって横浜を寄せ付けなかった。

第2戦は初回に新井貴の適時打で先制。6回表にはブラゼルの犠飛で加点し、1点のリードを保って最終回へ。虎党が勝利を確信する展開となっていたものの、守護神・藤川が打たれてまさかの逆転負けを喫してしまう。

連敗を避けたい第3戦、助っ人の活躍がチームを救う。同点で迎えた4回表、マートンの適時打で勝ち越しに成功。投げては先発・スタンリッジが6回を1失点にまとめて7月以来の白星をマーク。藤川は9回を無失点に抑え、前日のリベンジを果たした。

レギュラーシーズンで迎える甲子園の戦いは、今カードが最後。惜しみなく声援を送り続けるスタンドに応え、猛虎軍団が聖地を再び熱くさせる。

昨季16勝8敗と大きく勝ち越したこのカードだったが、今季はここまで10勝8敗2分。予想外の粘り強さを発揮する相手に対し、思わぬ苦戦を強いられるシーンもあった。今季最後の対戦となる今カードも、楽観視はできないが決して落とすことは許されない。

しつこく粘る相手を確実に仕留めるためには、やはり守護神の力が欠かせない。ここまで39回のセーブ機会を得て、成功させること38回。セーブシチュエーションで藤川までつなぐことができれば、チームの勝利は約束されたも同然だ。プロ生活13年目を迎えてベテランの域に入りつつある藤川だが、この安定感はストッパーとして熟成された完成度を示すものだろう。

藤川といえば“火の玉ストレート”なくしては語れない。その威力は今季も健在で、ストレート被打率は.162を記録。サファテ（広島）や林昌勇（ヤクルト）といったストレートに自信を持つ猛者を抑えて、堂々の1位にランクインしている。

今季たった一度の不覚は、横浜が相手。しかも自慢のストレートを打たれてのものだった。守護神のプライドにかけても、2度目の失敗はないだろう。レギュラーシーズン最後となる甲子園の舞台。聖地に幕を引く役割は、やはり虎の守護神にこそふさわしい。

※文章中のデータは2011年10月11日終了現在

10/19	10/20	10/21
甲子園 神－横 18:00開始	甲子園 神－横 18:00開始	甲子園 神－横 18:00開始