![カウントダウンコラム [開幕まであと9日]](img/i_120321_1.jpg)
- 【開幕9日前】ポスト青木に要警戒!
- 他球団対戦分析 東京ヤクルトスワローズ編

昨年はリーグ2位に終わったが、シーズンを通して安定した戦いを見せていたスワローズに対し、タイガースは14勝10敗と一昨年に引き続いて勝ち越した。しかし昨年は終盤9月に神宮で2度の同一カード3連敗。これがタイガースにとっては望みを絶たれる結果につながってしまった。
今シーズンのヤクルトの先発陣は、石川投手と館山投手を中心に、増渕投手、村中投手、由規投手、赤川投手、ロマン投手らが候補。顔ぶれ的に昨年と大きく変わることない。昨年は対戦打率.400、一昨年も.462というマートン選手、同じく昨年は.288、一昨年は.323を記録したブラゼル選手、この両外国人選手の打棒に今年も期待したい。またスワローズの気になる新戦力としては、バレンティン選手と外国人枠を争う右腕・ロマン投手が気になる。3月13日に甲子園で行われたオープン戦では7回3安打無失点と快投を見せ、タイガースに手強そうな印象を植え付けていた。
一方、野手陣に目を移すと、今年の陣容で一番の話題といえば、ブルワーズに移籍した青木選手の穴を誰がどう埋めるのかというところ。キャンプから上田選手、比屋根選手、雄平選手らがその座を争ってきたが、一歩抜け出しそうなのが上田選手。すでに俊足、好守では青木選手をしのぐポテンシャルを見せ、課題のバッティング面でも成長著しい。台頭してくるこれらの新戦力にはこれまで以上の注意を払う必要がありそうだ。また内野では2000本安打にあと25本と迫る、41歳の宮本選手もオープン戦から元気な姿を見せている。
そんなスワローズ打線に対して、昨年は6試合に先発して5勝1敗、防御率1.63と素晴らしい成績を残したのが久保投手。2009年から昨シーズンにかけてスワローズに対しては9連勝を記録した。その天敵ぶりは今年も頼りにしたい。また、メッセンジャー投手も昨年は5勝2敗と好相性。今年もこの両投手の先発機会が多くなってくるだろう。



















