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カウントダウンコラム [開幕まであと7日]

【開幕7日前】若いチームの「勢い」に対抗
他球団対戦分析 広島東洋カープ編

新井貴浩選手

昨年5位に終わり、14年連続でBクラスとなってしまったカープ。それでも昨シーズンは終盤まで上位争いを繰り広げ、悔しい思いもしたがファンは大いに盛り上がった。ここ数年は投打にわたって若手が激しいポジション争いを繰り広げる中で、全体的な戦力の底上げが図られている。

昨年タイガース打線が手こずったのは、1勝4敗、防御率2.48という対戦成績に終わった広島のエース、前田健太投手。バリントン投手とクローザーのサファテ投手にも抑え込まれている。この3投手は今年も健在。そしてこの両先発から、昨年数字を残していたのは新井選手。関本選手も前田投手には4打数3安打、鳥谷選手はバリントン投手に対して14打数8安打と5割以上の打率を残している。さらにカープのローテーションではここ2年間、右肩痛に悩まされてきた大竹投手が復帰。昨年はルーキーながらローテーションを守って8勝を挙げた福井投手や今年のドラ1、野村投手もオープン戦で結果を残してローテーション入りをほぼ確実なものにしている。中継ぎでは、嶋選手とのトレードで、西武ライオンズがら江草投手が加入。かつてはタイガースで活躍した江草投手だが、地元の広島に帰って心機一転、再起に燃えている。貴重な中継ぎ左腕として、タイガースにとっても手ごわい敵になりそうだ。

一方打線では、昨シーズン最後まで新井選手と打点王を争った栗原選手が今年も順調。オープン戦で中日の川上投手から特大弾を放っていた新外国人、スタビノア選手(登録名:ニック)の動向も気になるところだ。昨年、膝の怪我で離脱していた梵選手は今年の春季キャンプは一軍スタート。一昨年に盗塁王とゴールデングラブ賞を獲得した実績は侮れない。東出選手との一、二番コンビが定着すれば、厄介な存在になるだろう。

そしてそんな打線に対するタイガースの投手陣では、やはり昨年4勝1敗で対戦防御率は2.54という数字を残す能見投手の存在が心強い。スタンリッジ投手も昨年、一昨年とカープから3勝ずつをマーク。今年もそんな二人に期待したい。

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