
5/16(水)~5/17(木)は阪神甲子園球場でファイターズ戦が行われます。栗山英樹新監督に変わり好調をキープするファイターズを相手にどのような戦いになるか!気になるファイターズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ファイターズとの最後の対戦カードは、2011年に行われた甲子園での2連戦。2試合とも1点差ゲームと白熱した試合となった。
第1戦は、タイガース・岩田、ファイターズ・武田勝の両先発による息詰まる投手戦となった。両軍無得点のまま迎えた9回裏、タイガースは新井貴の安打などで2死二塁の好機をつくると、関本が値千金のサヨナラ打を放ち、劇的な勝利となった。
第2戦では現在、海の向こうで活躍を続けるダルビッシュと対戦。札幌では4安打完封を許した相手に、猛虎打線は果敢に攻め込んだ。1-1で迎えた7回裏、2死一二塁の好機からマートンが一二塁間を破るヒット。二塁走者・柴田の激走も光り、貴重な勝ち越し点を得た。この最少リードを榎田、小林宏、藤川とつないで守り抜き、見事に連勝。ちなみに、この年の交流戦でダルビッシュに土をつけたのも、得点を奪ったのもタイガースのみという貴重な1勝だった。
通算では14勝17敗1分とやや負け越しているが、ホームでは8勝8敗と全くの五分。昨季の勢いを失わないためにも、目指すは連勝だ。交流戦初戦の相手を甲子園で迎え撃つ。

ファイターズといえば、投手陣を中心とした守り勝つ野球が身上のチーム。エース・ダルビッシュが抜けた今季も、12球団トップクラスのディフェンス力でパ・リーグの上位に位置している。北の牙城を崩すためには、打線の奮起が不可欠だ。その中でも、マートンの一打は重要になってくるだろう。
2年連続最多安打のタイトルを獲得しているマートン。しかし3年目の今季は開幕から波に乗れず、ここまで打率2割台前半と自慢のバッティングが影を潜めている。思えば、昨季も4月の月間打率.234と春先は低迷。しかし、周囲の心配を自らのバットで振り払ったのが交流戦だった。
何を隠そう、マートンは交流戦を大の得意としている1人。来日初年度の2010年は交流戦打率.324とチームトップの高打率をマーク。昨季はさらに確実性を高め、セ・リーグの打者ではトップとなる、交流戦打率.340と素晴らしい結果を残している。スロースタートとなった今季も、必ず交流戦で調子を上げてくるはずだ。
虎の交流戦男・マートンのバットが、猛虎軍団の交流戦スタートダッシュを後押しする。
※文章中のデータは2012年5月7日終了時点
| 年度 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 24 | 105 | 34 | 1 | 8 | .324 |
| 2011 | 24 | 97 | 33 | 2 | 7 | .340 |
| 計 | 48 | 202 | 67 | 3 | 15 | .332 |
※データはすべて2012年5月7日終了時点


















