
5/19(土)~5/20(日)は阪神甲子園球場でイーグルス戦が行われます。過去3年とも2勝2敗の五分と好試合が期待できるこのカード。気になるイーグルス戦のみどころを注目データとともにお届けします!
イーグルスとの最後の対戦カードは昨季の交流戦ラストカード。1勝1敗で迎えた、甲子園での試合だった。
第1戦は初回に手痛い2ランを浴びると、次第に雲行きが怪しくなり、ビハインド展開で雨が降り続く厳しい状況。3回裏に平野の適時打で1点を返したものの、追いつくより先に降雨コールドゲームとなり、無情の敗戦となった。
第2戦は前日の悔しさを晴らさんとばかりに選手たちが攻守で力を発揮。2回裏に藤井彰の適時打で先制すると、4回には鳥谷、新井貴の連続適時打で加点。6回には再び鳥谷が、この日3安打目となるとどめの2ランを放ち、この年の交流戦で最多となる7得点をたたき出す猛打を見せた。投げては、先発・スタンリッジがイーグルス打線をわずか4安打に抑えて完封。投打ががっちりかみ合い、交流戦最後の試合にふさわしい快勝となった。
イーグルスとは2009年から3年連続2勝2敗と一歩も譲らないせめぎ合いを見せている。しかし、交流戦通算では20勝12敗とタイガースが優勢だ。過去7年間で一度も負け越しのないお得意さまを相手に猛虎が牙をむく。

今季のイーグルスは、パ・リーグでも上位の得点力を誇るなど決して侮れる存在ではない。派手さこそないものの、小技や機動力を駆使して得点を奪いにくる器用な一面もある。セ・リーグの他チームとはまた一味違ったクセのある打線には注意が必要だ。
そんなうるさい攻めを見せる犬鷲打線は、筒井のピッチングで一掃してもらおう。
救援陣の柱として快投を続けている筒井は、ここまで13試合に登板して防御率0.71、被打率.143と抜群の安定感が魅力。さらに得点圏に走者を置いた状況では安打を許しておらず、無類の強さを誇っている。
ピンチでの強さを象徴していた試合が、本人も「しびれました」と振り返る5月5日の巨人戦。1点リードの8回に1死満塁と最大のピンチでの登板。犠牲フライさえも許されない過酷な状況だったが、続く2人の打者を完ぺきに抑えてファンの期待に見事応えて見せたのだった。
今、タイガースで最も頼りになる男・筒井。たとえチームが厳しい局面を迎えても、この男にマウンドを託せば勝利は必然的に近づいてくる。
※文章中のデータは2012年5月10日終了時点
| 得点圏 | 打数 | 被安打 | 奪三振 | 被打率 |
|---|---|---|---|---|
| なし | 31 | 6 | 12 | .194 |
| あり | 11 | 0 | 6 | .000 |
※データはすべて2012年5月10日終了時点


















