
5/27(日)~5/28(月)は阪神甲子園球場でライオンズ戦が行われます。これまでの対戦成績は15勝17敗とやや分が悪いものの、あまり調子の上がってこないライオンズ相手にどのような戦いになるか!気になるライオンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ライオンズとの最後の対戦カードは2011年の交流戦。敵地・西武ドームでの2連戦だった。
第1戦は初回にマートンが先頭打者アーチを叩き込むと、3回表には新井貴が犠飛を放ち加点。7回にはマートンがこの日3安打目となる適時二塁打を放ってリードを広げた。投げては、エース・能見が強力ライオンズ打線をわずか4安打と付け入るスキを与えず、見事な完封勝利を挙げた。
第2戦はプロ初登板・初先発の菊池と対戦。2点を追う3回表、鳥谷、新井貴ら炎の4連打などで3点を挙げて逆転に成功する。このまま必勝パターンに持ち込みたい猛虎ナインだったが、中継ぎ陣が計8失点を喫するなど継投に失敗。惜しくも星を落とし、連勝はならなかった。
交流戦におけるライオンズとの通算対戦成績は15勝17敗とタイガースがやや負け越し。まずは甲子園で連勝を飾り、対戦成績を五分としたいところ。甲子園に詰めかけた大観衆に、“獅子”より“虎”が強いことを証明する。

今季のライオンズは開幕から精彩を欠くシーンが目立ち、パ・リーグで上位に食い込んだ昨季の面影は感じられない。そんなライオンズの最大の弱点はリリーフ陣。終盤のディフェンスに脆(もろ)さを抱えているために、ゲームプランの組み立てに頭を悩ませている。
そんな苦しい台所事情に付け込めるのは、ひと振りに全神経を集中させる桧山のバットにほかならない。
「代打の神様」というキャッチフレーズも、すっかり板についてきた桧山。昨季のライオンズ戦でも2度の代打起用で、いずれも安打をたたき出す活躍。今季はその集中力に一層磨きをかけ、ここまで代打打率.389と素晴らしい好成績を残している。
その集中力の高さを見せつけたのが5月12日のDeNA戦。相手先発・三浦が8回まで無安打投球を続ける中、9回の先頭に代打で登場。球場全体が異様なムードに包まれる中、大記録を阻止する意地のヒットを放った。
追う場面、突き放したい場面、流れを変えたい重要な場面。どんな局面においても、プレッシャーを力に変えるベテランの存在は頼もしい限り。「代打の神様」のバットが、勝利への布石となるべく打ち下ろされる。
※文章中のデータは2012年5月19日終了時点
| 年度 | 打数 | 安打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|
| 2008 | 78 | 23 | 15 | .295 |
| 2009 | 68 | 15 | 9 | .221 |
| 2010 | 66 | 16 | 9 | .242 |
| 2011 | 62 | 17 | 8 | .274 |
| 2012 | 18 | 7 | 2 | .389 |
※データはすべて2012年5月19日終了時点


















