9/4(火)~9/6(木)は阪神甲子園球場でジャイアンツ戦が行われます。首位を独走するジャイアンツとの対戦成績は3勝12敗3分と相性が悪いものの、甲子園での対戦成績は3勝5敗1分と好勝負が期待できるこの対戦。気になるジャイアンツ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ジャイアンツとの前回カードは、東京ドームでの3連戦。
第1戦は、1点を追う8回表、2死三塁の好機から代打・桧山の適時打で同点とする。その後は福原、藤川の継投で無失点と踏ん張り、試合を引き分けに持ち込んだ。
第2戦は、スタメン起用の俊介が2安打を放つ活躍を見せるも、ジャイアンツ投手陣を打ち崩せず、無得点に終わる。先発・久保も好投を続けていたが6回に3連打で2点を失い、この試合を落とした。
第3戦は初回、先頭の上本が出塁すると、足を絡めた攻撃などで無死三塁と好機を広げ、続く俊介の犠飛で幸先良く先制。しかし、7回まで無失点と力投を見せていた先発・スタンリッジが8回に逆転を許してしまい、惜しくも敗戦となってしまった。
これまでの対戦内訳は3勝12敗3分とタイガースが守勢に回っている。タイガースの3勝はいずれも甲子園でのゲームなだけに、聖地では何としても負けられない。伝統の一戦で、ライバルに虎の意地を見せつける。
伝統の一戦もいよいよ大詰め。両軍の力と力がぶつかり合う、白熱した戦いが予想される。ジャイアンツの強力打線に挑む投手陣は、より一層の気持ちでこの一戦に臨みたいところだ。
今カードでは、先発陣で大車輪の活躍を見せるメッセンジャーに注目したい。
先発ローテーションの軸として奮闘する助っ人右腕は、2メートル近い長身からダイナミックに投げ下ろすストレートが最大の武器。最速155キロを誇る剛速球でグイグイと押していく強気のピッチングは、実に爽快(そうかい)だ。
もちろんその自信に見合うだけの力もある。威力満点のストレートは高い奪空振り率を誇り、バットに当てることすら容易ではない。その証拠に、ストレートで奪った三振はセ・パ両リーグを通じて断トツの66奪三振。ワイルドに三振の山を積み重ねるその勇姿は、投手という“守り”のポジションながら“攻め”という言葉がよく似合う。
力のある打線に対し、力をもって応じる投球は見応え十分。剛腕助っ人が、うなりを上げるストレートでライバルを制圧する。
※文章中のデータは2012年8月25日終了時点
順位 | 投手名 | チーム | 奪三振 |
---|---|---|---|
1 | メッセンジャー | 阪神 | 66 |
2 | 大隣 憲司 | ソフトバンク | 57 |
2 | 岸 孝之 | 西武 | 57 |
4 | 澤村 拓一 | 巨人 | 56 |
5 | 能見 篤史 | 阪神 | 53 |
※データはすべて2012年8月25日終了時点