4/2(火)、3(水)、4(木)は京セラドーム大阪でドラゴンズ戦が行われます。2013年のホーム開幕戦は難敵ドラゴンズとの3連戦。昨年の対戦成績は7勝16敗1分と大きく負け越しているだけに、今年はなんとしても昨年の借りを返してほしいところです。気になるドラゴンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
大型補強を敢行し、新たなシーズンに向けて準備万端のタイガース。昨季は平坦な道のりではなかったが、難敵・ドラゴンズとの戦いの中で、逆襲へのきっかけを確かにつかんでいた。
ドラゴンズとの対戦内訳は7勝16敗1分と負け越し。しかし、9月以降には3勝4敗とほぼ互角の戦いを繰り広げていた。9月9日には難攻不落のナゴヤドームで13安打7得点と猛虎打線が本領を発揮。投手陣も2試合連続で零封し、連勝したことは大きな自信になったはずだ。
ドラゴンズといえば鉄壁の救援陣のイメージが強いが、ここにも付け入るスキがある。守護神・岩瀬の不調や、セットアッパー・浅尾の勤続疲労など不安定な要素が見えてきたのだ。救援陣の防御率もタイガースの方が優秀であり、一時代を築いた安定感は影を潜めつつある。
オープン戦もドラゴンズは不調気味で、開幕直後の今カードは徹底的にたたく最大のチャンス。生まれ変わった新生タイガースが、京セラドームで新時代への一歩を踏み出す。
タイガースにとってはホーム開幕戦でもある今カード。「今季のタイガースは違う」というところを相手チームにも、タイガースファンにも存分に見せつけたいところだ。
それならば、新井良太の豪快な一打で勝負を決めてもらうしかないだろう。
新井良といえば、昨季もっとも活躍した虎戦士の1人。シーズン途中からレギュラーに定着し、長打力を武器に後半戦は4番としても活躍した。今季もオープン戦から好調をキープしており、昨季以上に多くの期待を集めている。
そんな男の持ち味はファーストストライクからバットを振り抜ける積極性だ。初球からでもフルスイングするスタイルは相手にとって怖い存在。攻撃的な姿勢は好結果にも結びついており、昨季の11本塁打のうち7本塁打はファーストストライクを仕留めたものだった。今カードも思い切りの良いスイングで、チームに勝利をもたらしてくれるに違いない。
2013年、チームが目指すのは8年ぶりの栄冠ただ1つ。新井良太のアグレッシブなバッティングで勝利をつかみ取り、V奪回へのスタートダッシュを切る。
※文章中のデータは2012年シーズン終了時点
打者名 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 | 長打率 |
---|---|---|---|---|---|
新井良太 | 91 | 32 | 7 | .352 | .681 |
リーグ平均 | .323 | .491 |
※データは2012年シーズン終了時点