4/9(火)、10(水)、11(木)は阪神甲子園球場でジャイアンツ戦が行われます。2013年甲子園開幕ゲームは宿敵・ジャイアンツとの伝統の一戦。昨年は5勝15敗4分と大きく負け越してしまいましたが、そんなことは忘れて一戦必勝で臨みたいところ!気になるジャイアンツ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
昨季はエース・能見の完封劇で華々しい幕開けとなった伝統の一戦。宿敵との手に汗握る戦いが数多く繰り広げられた。
ジャイアンツとの対戦内訳は5勝15敗4分と負け越し。しかしながら、相手の強力打線を5度も無得点に封じるなど、勝利した試合は投手陣が最高級のパフォーマンスで圧倒した。
特に終盤の9月に2度の零封勝利をマークしたのは見事だった。9月5日にはメッセンジャーが9回4安打12奪三振の快投で来日2度目の完封勝利。9月15日には能見、藤川が鮮やかな完封リレーを見せると、鳥谷、新井貴が本塁打で好投に応えた。これらの戦いぶりは、必ずや今季の巻き返しにつながるはずだ。
例年以上に強力なライバルであることは明白だが、ジャイアンツを倒すことこそがリーグ制覇への最大の近道。昨季のお返しとばかりに、猛虎の逆襲劇が甲子園から始まる。
甲子園開幕戦は今季初の伝統の一戦。長いシーズンでの主導権を握るためにも、好機の場面では確実に得点を重ねたいところ。
そこで期待したいのは、進化を続ける大和のバッティングだ。
昨季、中堅のスタメンの座を勝ち取ると自己最多の128試合に出場。持ち味である俊足好守に加えて打撃でも力を発揮するなど、飛躍の1年となった。2番打者として起用されることが多く、小技を駆使するプレースタイルから“つなぎ役”のイメージが先行しがちだが、走者を置いたときのバッティングにも注目してもらいたい。
1試合で6打点をマークすることもあった昨季は、得点圏打率.371とチャンスで力を発揮。走者がいればいるほど高打率をマークし、走者2人以上のときは打率5割と驚異的な勝負強さが光っていた。今季の開幕戦でも同点とされた直後の6回、2死一三塁からレフトへの勝ち越し打を放つなど、勝負強さは健在。今カードでもその力を存分に発揮してくれるだろう。
絶対に負けられないライバルとの対決で、大和のバットが甲子園に春の大旋風を巻き起こす。
※文章中のデータは2013年4月1日終了時点
走者人数 | 打数 | 安打 | 打率 |
---|---|---|---|
なし | 197 | 42 | .213 |
1人 | 84 | 23 | .274 |
2人以上 | 30 | 15 | .500 |
※データは2012年シーズン終了時点