
5/3(金)、4(土)、5(日)は阪神甲子園球場でスワローズ戦が行われます。前回の3連戦は投打が見事にかみ合って3連勝。今回も相手を寄せ付けない展開で連勝したいところです!気になるスワローズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
甲子園で行われた前回カードは、タイガースが3連勝。開幕カードで1勝2敗に終わった悔しさを見事晴らした。
第1戦は、3点を追う7回裏、マートンの適時三塁打で1点を返すと、続く福留に甲子園第1号となる2ランが飛び出し同点。試合はそのまま延長戦に突入する。迎えた土壇場の12回、2死満塁と絶好の好機に、またも福留がサヨナラ満塁本塁打を放ち、劇的勝利となった。
第2戦は、1回裏に鳥谷の適時二塁打で幸先良く先制する。援護を受けた今季初登板の小嶋は、6回まで無安打投球を続けるなど7回無失点の力投。その後は福原、久保の盤石リレーで相手打線を零封し、虎の子の1点を守りきった。
連勝で迎えた第3戦は、新井貴が先制ソロを含む3安打3打点の大活躍。先発・藤浪も7回2安打無失点と好投し、初登板で敗れたスワローズ相手に雪辱を果たした。
ここまでの対戦内訳は4勝2敗とタイガースがリード。油断することなくしっかりと貯金を積み上げ、交流戦へと弾みをつける。

スワローズは主軸を中心に深刻な打撃不振に苦しんでおり攻撃力不足に悩まされている。タイガース投手陣が本来の力を発揮すれば、再びのカード3連勝も難しくないだろう。
そんな虎の投手陣で最も輝いているのは、ゴールデンルーキー・藤浪晋太郎にほかならない。
3月31日のプロ初登板から、前評判通りのポテンシャルを発揮。特に197センチの長身から繰り出す剛速球は見る者をくぎ付けにする。自慢のストレートは平均球速145.3キロを誇り、並み居る速球派投手を抑えてリーグトップ。高卒ルーキーが抜群のスピードでプロの先輩たちを圧倒しているのだ。
4月21日のスワローズ戦でも直球がうなりを上げた。7回表、1死二塁のピンチで主軸を迎えた場面。この局面でも藤浪は直球主体で挑み、バレンティンを145キロのストレートで三ゴロに打ち取ると、続く畠山もインハイの真っすぐで空振り三振。ゲーム終盤でも150キロ近い球速をマークし、その球威が衰えることはなかった。
強打者相手に力で抑え込む投球は、並の投手ができることではない。あどけなさの残る姿からは想像もできない剛球でツバメ打線を圧倒する。
※文章中のデータは2013年4月24日終了時点
| 順位 | 投手名 | チーム | 平均球速 | 最高球速 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 藤浪 晋太郎 | 阪神 | 145.3 | 152 |
| 2 | カブレラ | 中日 | 144.3 | 151 |
| 3 | メッセンジャー | 阪神 | 143.3 | 151 |
| 4 | 菅野 智之 | 巨人 | 143.1 | 149 |
| 5 | スタンリッジ | 阪神 | 142.9 | 150 |
※データは2013年4月24日終了時点
※先発時の成績を対象
※ストレート100球以上の投手を対象
※球速を計測できた球のみ対象。単位はkm/h


















