6/5(水)は倉敷マスカットスタジアム、6/6(木)は阪神甲子園球場でライオンズ戦が行われます。前回は1勝1敗と五分のこのカード。お互いチーム防御率がリーグ1位と1点を争う好ゲームが予想されます。気になるライオンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ライオンズとの前回対戦は、5月に行われた敵地・西武ドームでの2連戦。
第1戦は3点ビハインドで迎えた4回表、藤井彰の安打などで無死満塁の好機をつくると、西岡、大和の連続押し出し四球で1点差に迫る。さらに続く好機で、鳥谷の2点適時二塁打、マートンの犠飛でこの回一挙5点を挙げ逆転に成功。6回にも新井貴が2ランを放つなど、中盤で主導権を奪い返したタイガースが初戦を勝利で飾った。
第2戦は連勝とはならなかったが、7回裏から登板した3番手・玉置が2回をパーフェクトリリーフ。右ひじの故障を乗り越えて支配下登録を勝ち取った苦労人右腕が、復活を予感させる素晴らしいパフォーマンスを見せた。
交流戦での通算対戦成績は18勝20敗とふたつの負け越し。倉敷、甲子園で行われる2連戦で連勝を飾り、成績を五分に持ち込みたいところだ。日々鍛錬に余念がない虎戦士は、虎視眈々(たんたん)と“獅子狩り”の準備を整えている。
ライオンズの打撃陣には細心の注意が必要だ。中島のメジャー移籍や主砲・中村の故障離脱などもあって昨年までと主力の顔ぶれはやや異なるが、得点数でパ・リーグトップと強力打線は健在。勝利を手にするには、まずこの怖い打線を封じなくてはならない。
そんな厄介な相手は、経験豊富なセットアッパー・福原に力でねじ伏せてもらおう。
ここまで防御率0点台の好成績を誇る福原。多彩な変化球を持つ一方で、投球の7割以上がストレートと力強いピッチングを展開している。一時は腰の張りで登録抹消されたが、復帰登板となった5月25日のファイターズ戦では150キロに迫る剛速球を連発。1回を無失点に抑え、チームにサヨナラ勝利を呼び込む好救援を見せた。強力ライオンズ打線相手にも自慢の剛速球がうなりを上げることだろう。
36歳となった今もなお、若手顔負けの剛球を投げ込む福原。真っ向勝負で挑む姿に、スタジアムのボルテージは急上昇する。
※文章中のデータは2013年5月28日終了時点
球種名 | 投球数 | 投球割合 |
---|---|---|
ストレート | 194 | 75% |
カーブ | 41 | 16% |
フォーク | 13 | 5% |
カットボール | 7 | 3% |
シュート | 3 | 1% |
スライダー | 1 | 0% |
※データは2013年5月28日終了時点