6/8(土)、9(日)は阪神甲子園球場でマリーンズ戦が行われます。前回は敵地で1勝1分と勝ち越しましたが、5月の成績が17勝5敗1分と絶好調のマリーンズを相手にどのような戦いになるのか。気になるマリーンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
マリーンズとの前回対戦は、5月に行われた敵地・QVCマリンでの2連戦。
第1戦は、5時間を超える大熱戦。タイガースは1点を追う4回表、柴田のプロ初本塁打となる3ランなどで5点を奪い、逆転に成功する。しかし、終盤にマリーンズの粘りを受け、試合は延長戦に突入。その後は両軍の救援陣が踏ん張り、結局引き分けに終わった。
第2戦は、初回にマートンの適時打で先制。3回表にはまたもマートンの適時二塁打などで一挙4点を挙げた。マートンはこの日、4安打の大活躍。投げては、先発・メッセンジャーが7回途中1失点と粘りのピッチング。投打の両助っ人の活躍で、7-1の快勝となった。
交流戦での通算対戦成績は18勝15敗5分と勝ち越している。昨季もタイガースの2勝2分で終えるなど、マリーンズ相手にはここ8戦負けなしと好相性。今季ここまで好調なチーム同士の対戦だが、甲子園での大声援を背に虎がカモメへと襲いかかる。
両リーグ最速で30勝に到達するなど、パ・リーグ首位をひた走るマリーンズ。特に逆転勝利数が15と両リーグ通じてトップの数字を残しており、劣勢の試合でも簡単には引き下がらない。タイガースがリードする展開でも、好打者がそろっているマリーンズ打線は決して油断のできる相手ではない。
ならば終盤は、左のリリーフエース・筒井和也にピシャリと抑えてもらおう。
プロ10年目の節目を迎える左腕は、今やブルペンには欠かせない存在となった。特に今季は相手打者の左右に関係なく結果を残しており、タイガース救援陣の中でもトップの被打率を誇っているのだ。5月22日のマリーンズ戦では、延長10回から登板すると、ストレートと変化球を巧みに投げ分け、3イニングをパーフェクトリリーフ。相手の反撃ムードを断ち切る見事な働きを見せた。
しびれる場面での起用が増えている筒井だが、それは首脳陣からの厚い信頼の証し。意気に感じるこの男は、今日も堂々としたピッチングで相手の前に立ちはだかる。
※文章中のデータは2013年5月31日終了時点
順位 | 投手名 | 打数 | 被安打 | 被打率 |
---|---|---|---|---|
1 | 筒井 和也 | 69 | 11 | .159 |
2 | 加藤 康介 | 61 | 12 | .197 |
3 | 安藤 優也 | 76 | 16 | .211 |
4 | 藤原 正典 | 39 | 10 | .256 |
5 | 鶴 直人 | 72 | 19 | .264 |
※救援時の成績を対象
※救援登板で30打数以上の投手を対象
※データは2013年5月31日終了時点