6/28(金)~30(日)は阪神甲子園球場でカープ戦が行われます。レギュラーシーズン再開後の甲子園初戦はここまでの2勝3敗と1つ負け越しているカープ戦。投打ともに勢いはタイガースにあるだけにチーム力で圧倒したいところです。気になるカープ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
カープとの前回カードは、4月29日から甲子園で行われた3連戦。
第1戦は、白熱のシーソーゲームとなった。先制を許したタイガースは2回裏、マートン、福留、新井貴の3連打で無死満塁のチャンスをつくると、藤井彰、大和の適時打などで4点を奪い逆転に成功。終盤に反撃を受けて惜しくも敗れたが、見応えのあるゲームを見せた。
第2戦は、自慢の猛虎打線が大爆発。2回裏に新井良が放った2ランを皮切りに、5回にはマートンの3ラン、7回には西岡の適時三塁打など、終わってみれば14安打11得点の圧勝だった。先発のスタンリッジも7回3失点と粘りのピッチングで勝利に貢献した。
第3戦は、勝利こそ挙げられなかったが、2番手の鶴が3イニングを無失点に抑える好救援。指揮官の起用に応えるべく、試合を立て直そうと奮闘した。
ここまでの対戦内訳は2勝3敗とほぼ互角。リーグ戦再開後、初の本拠地・甲子園でのゲームでタイガースナインが勝利をつかみ取る。
得点力不足に苦しむカープだが、タイガースとのゲームでは思わぬ打力を発揮。直接対決の総得点もほぼ互角の成績となっているのだ。勝利のためにはタイガース投手陣がしっかりと抑えることも重要だが、打線も決して打ち負けない心意気で挑んでいきたい。
打のキーマンは絶好調の4番・マートンでまず間違いないだろう。
開幕から順調にヒットを積み重ねるマートンは、3割を優に超えるリーグトップクラスの打率をマーク。すでに12試合で猛打賞を記録しており、その数はリーグ断トツだ。バットから快音が響くたびに、ファンを渦巻く熱量は高まっていく。
6月9日に行われたマリーンズ戦も主役はこの男だった。1点ビハインドで迎えた土壇場の9回裏、無死一塁から放ったこの日3本目のヒットは、レフトスタンドに吸い込まれる劇的な逆転サヨナラ本塁打となった。
チームの勝利に貢献するのはもちろんのこと。熱狂的な虎党の火付け役として、今日もエキサイティングなゲームを見せてくれるに違いない。
※文章中のデータは2013年6月18日終了時点
順位 | 打者名 | チーム | 猛打賞 |
---|---|---|---|
1 | マートン | 阪神 | 12 |
2 | 大和 | 阪神 | 7 |
2 | 西岡 剛 | 阪神 | 7 |
2 | バレンティン | ヤクルト | 7 |
2 | ルナ | 中日 | 7 |
2 | ロペス | 巨人 | 7 |
※データは2013年6月18日終了時点