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2017.2.18
大注目の坂道ダッシュ

第4クール3日目。土曜日の宜野座キャンプには約9千人のファンが訪れ、北條、高山、江越、板山の4選手によるサイン会も行われました。

スタンドに詰めかけたファンを最も沸かせたのは、糸井嘉男外野手。前日に続き2日連続でフリー打撃を行い、41スイング中3連発を含む11本の柵越えを披露しました。

ランチタイムのメイングラウンドに背番号7が姿を現すと、場内の熱気が一気に高まります。打席に入った糸井は、球音を響かせながら気持ち良さそうにスイング。打球がフェンスを越える度に、スタンドから大きな拍手が送られました。

フリー打撃を視察した坂井信也オーナーは、「やっぱりすごいね。オーラがあるというか、雰囲気を感じる。心配はしていないので、逆に焦らないでほしい」と、糸井の右膝関節炎からの順調な回復ぶりに、胸を撫で下ろしていました。

他にも、キャンプを訪れた虎党を大いに沸かせたのは、野手が参加した強化ランニングの坂道ダッシュ。ベテランと左ふくらはぎに軽い張りを訴え別メニュー調整の荒木を除く15選手が、金本知憲監督も目を光らせる中、レフト後方の坂道を駆け上がりました。間近に選手を見ようと、坂道は観客で鈴なりに。野球少年が飛び入り参加し植田と競走するなど、微笑ましいシーンも見られています。

この日の午後には、実戦形式でのケース打撃が入念に行われました。中でも、一死一、三塁からセーフティスクイズやスクイズを試みる場面が多く見られ、1点を取る執念があらわに。金本監督も、「あと1点、というのはどこのチームでもテーマでしょう」と話し、重要性を強調しました。

ケースに応じた打撃でアピールしたのは、新人の糸原健斗内野手(ドラフト5位・JX-ENEOS)。1打席目、一死一、三塁で一塁走者がスタートを切ると、ヒットエンドランのサインに応じて右前安打を放ち、三塁走者を還します。2打席目では、無死一塁で送りバントを成功。3打席目では無死二塁からセンターへ飛球を放ち、二塁走者はタッチアップで三塁へ。金本監督は「エンドランを決めるし、進塁打も。さすが社会人の経験値だね」と高く評価し、糸原も「チームバッティングを意識したプレーでアピールしたい。打撃練習の時から想定して取り組んでいます」と力強く語っています。

ウィルス性胃腸炎でチーム本隊から離れていたエリック・キャンベル内野手は、3日ぶりに球場を訪れて別メニュー調整。キャッチボールや宜野座ドーム内でのマシン打撃などで、汗を流しました。

安芸では、西岡剛内野手が屋外でのフリー打撃を行いました。昨年7月に左アキレス腱断裂のケガを負って以来、屋外でのフリー打撃は7カ月ぶり。マシン相手に、左打席で10分、右打席で10分スイングし、右打席では4本の柵越えを放っています。

安芸キャンプのメンバーは、春野で西武との練習試合を行いました。先発の守屋は、4回3安打6奪三振で無失点の好投。2番手・高宮が1失点しますが、福永、柳瀬、桑原と無失点に抑えます。攻撃陣は六回、小宮山、森越の連打から緒方の三塁打で2点を取ると、伊藤隼の内野安打でもう1点を追加。3対1で、阪神が西武に勝利しています。

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