- 久保選手が6月度月間MVPを受賞
- 2010年07月06日 更新
本日6日(火)、2010年6月度の日本生命・月間最優秀選手(月間MVP)が発表され、セ・リーグ6月度月間MVP投手賞に久保康友投手が選ばれました。久保選手はいずれも先発で4試合に登板、うち1試合完投し負け無しの4勝0敗、防御率2.61の好成績を残しました。久保選手の受賞は2005年6月以来、通算2度目(セ・リーグでは初)となります。久保選手の表彰式は7月13日(火)阪神-巨人戦(甲子園)の試合前に行われる予定です。
―6月の月間MVP受賞、おめでとうございます。
久保:ありがとうござます。
―5年ぶり2度目の受賞ということになりますが、一報をお聞きになった時はいかがでしたか?
久保:なかなか取れることがないものなので月間というのは、正直やっぱりうれしいですね。
―この6月は4試合投げて4勝負けなしと、素晴らしい成績だったのですが、この好調の要因というのは、ご自身はどんな風に見ていますか?
久保:やっぱりピッチャーは、本当に野手に打ってもらってナンボだと僕は思っていますので、もう打線のおかげだと、殆ど思っています。
―今年はその強力打線の中で投げている訳ですが、やはりそのバックの援護というのは、心強いものですか?
久保:そうですね。少々点差が開いていても、常に逆転してもらえるという思いで投げていますので、本当に心強いです。
―とは言いましても久保投手自身のピッチングも素晴らしく、今シーズンは安定感があると思うのですが、前の月の5月はですね、白星が残念ながら付きませんでした。そんな中でこの6月を迎えるにあたって、調整法を変えたりとか、あるいはピッチングフォームを少し修正したりというような、マイナーチェンジっていうのはあったのでしょうか?
久保:5月と6月にかけての変化はまったく無いです。内容的にもあまり変えてないので、結果が本当に逆に変わっただけで、打線が打ってくれた結果だと思います。
―そういう意味では好調を維持しているという事ですね。
久保:そうですね。本当にピッチャーは調子が良いからといって、抑えられる訳でもないので、なんとかその打線との兼ね合いもありますのでね。先発ピッチャーであれば5回、6回をしっかり2、3点以内に抑えて投げ切るっていうのを目標として、一年間通してやっていきたいと思っています。
―さてそんな中で6月の4試合、ベストピッチと言いますか、最も印象に残っているゲームを挙げて頂けますか?
久保:すみません。正直あまり過去の事にはこだわらないので(笑)。ベストピッチというのは無いです。
―中身を見ますと、完投が1試合、8イニングまでが2試合と、久保投手が投げた試合というのは、ずいぶんと中継ぎ陣を休ませる事が出来たんじゃないかなぁと思うのですが。
久保:それは点差との兼ね合いがあるので、やはり5点以上離れると先発ピッチャーは1イニングでも少しでも多く投げたい気持ちはありますので、そのあたりが上手くハマったと言いますか、1-0、2-0でなかなか完投とはいかないので、後ろに良いピッチャーが一杯いるので。はい。
―その投手陣の話なのですが、今シーズンは開幕から先発の主力投手陣が故障などで、相次いで離脱するというなかで、久保投手に懸かる期待というのは、非常に大きかったここまでだと思うのですが、やはり去年よりも自分が投げる試合では責任感みたいなものはかなり作用しているのでしょうか?
久保:それはあまり感じない方なので、背伸びして自分の能力が上がる訳ではないので、自分の今持っている力をそのまま出す、毎試合出すように心がけている結果が、たまたま良いように出ていたと思っています。
―先ほどもめったに取れる賞ではないと仰いましたが、この今の話の続きで言いますと、ご自身が持っている力、どこが一番改めて良いところだと思われますか?
久保:良いかどうかは分からないですが、あまり調子が悪くても、へこんだりする事がないので、逆に調子が良いからといって、良くなるって事(も無い)、気持ちの波があまりないので、結果もやはり波を無くしていきたいなと思っています。それが今のところ、5月は全然勝ちが付いていなかったですが、ピッチング内容的にはそんなに悪くなかったので、僕自身も別になんとも思ってなかったので、そのうち打線が奮起すれば、勝ち星はすぐ付くだろうと、結構楽観的に考えていたので、その辺が良いと言うのか、悪いと言うのか分からないですけど(笑)。まぁ特徴的なところですかね。
―さて先ほどもご紹介しましたが、この月間MVPの受賞は5年ぶり2度目の受賞ということで、この5年前というのはロッテ時代の2005年、久保投手にとっても忘れられないルーキーイヤーで、二桁をマークして新人王に輝くと言う、素晴らしい年でしたが、今シーズンは更にそれを上回るシーズンに出来そうですね。
久保:数字的なものはなんとも言えませんが、チーム成績としてはやはり優勝を目標としてやっていますから、チームの優勝を目指して頑張りたいと思っています。
―最後になりますが、これからの夏場というのは各チーム、各選手共に精神的にも肉体的にも大変厳しく苦しい戦いが続いていく中で、改めて久保投手に懸かる期待、責任みたいなものもチームの中で大きくなっていくと思いますが、いかがでしょうか?
久保:その辺はあんまり感じない方なんで(笑)、マイペースに自分の力を全力で発揮出来るように、それが良い方向へ流れるように頑張っていきたいと思います。
―後1回か2回は同じこの会見場でお会いしたいと思います。
久保:あっ。よろしくお願いいたします(笑)。
―おめでとうございました。
久保:ありがとうござました。