- 真弓監督が前半戦を総括
- 2010年07月22日 更新
21日(水)対広島戦の試合前、真弓監督が前半戦について記者会見をおこないました。

―まず、前半を振り返っての感想をお願いいたします。
監督:開幕戦からスタートダッシュということを目標にしてきましたがキャンプ、オープン戦で少し故障者を出し、上手くいかなかったというのが反省です。ただ、故障者が出ましたがその代わりといってはおかしいのですが、若い人が活躍してくれたり補強した外国人選手が活躍してくれたりと、そのあたりについては前半戦は上手くいったのではないかと思います。
―貯金が二桁、そして今日、前半戦最後の試合。巨人と阪神の勝ち負けいかんによっては、首位でオールスターへということもありますが、そのあたりはいかがでしょうか。
監督:そうですね、この時期ですからまだ首位とか2位とかっていう順位のことはあまり考えていないのですが、ただ貯金をたくさん作って後半戦に臨むということは、かなり優勝争いがおもしろくなるのではないかと手ごたえを感じています。
―今、手ごたえというお話がありましたが、前半戦の中で監督自身が戦う前から想定していた計算通りだなぁ、それ以上だなという部分はどういうところでしょうか。
監督:計算するということはないのですが、ピッチャーのローテーションにはかなり苦労しましたので、心配していた以上に上手くいったのではないかと思います。
―そして打線ですが、これはもう思惑通りということなのでしょうか。
監督:いえ、打線もこれだけ上手くみんなが調子よくスタートしてくれて、それを続けていってくれるとは思っていなかったのですが、これもやっぱり思っていた以上に上手くいっていると思います。

―開幕の時に監督は、「打てない時も点を取る。そういう打線でありたい。」とおっしゃっていましたが、前半戦は非常に接戦で粘り強い展開というのが多かったのではないでしょうか。
監督:そうですね。試合の流れの中で、1点欲しいというときの点の取り方がチーム的には出来たのではないかと思います。
―逆に想定外だったというところはどこを挙げられますか。
監督:やっぱり一番心配していた先発ローテーションですが、その中でも継投。ピッチャーを繋いでいくというところが少し心配でしたし、やっぱり上手くいかなかったと思います。最後に藤川がいるので、そこまでなんとか繋いでいくということがこれからの課題になっていくのではないかと思います。
―その苦しいピッチャーの中でも、例えば完投が出来るピッチャーが出てきたり、若いピッチャーが出てきたりと非常に大きいところもあると思うのですが。
監督:そうですね。若い人、鶴というピッチャーも出てきましたし、こういう苦しい時に出てきてくれるのは非常に嬉しいですね。
―監督の中で、前半戦でのMVP、一番よくやったという選手を挙げるとすれば?
監督:やっぱり一番心配していたところでの活躍というか、安定した力を出してくれた久保投手じゃないでしょうか。
―前半戦の城島選手について監督はどう評価されますか。
監督:新しいチームに入ってきて、ピッチャーとの呼吸、野手との連携というところでは、最初は上手くいかなかったんじゃないかなと思うのですが、かなり努力して早く溶け込もうという気持ちが周りの選手にもわかり早くチームに溶け込め、今は上手くまわっていると思います。
―それから現在首位打者のマートン選手はどうでしょうか。
監督:予想外です。ここまで打ってくれるとは思っていませんでした。
―そして後もう一人、金本選手。フルイニング・フル出場は止まってしまいましたが、神宮から復帰しました。監督の目にはこの復帰した金本選手はどういう風にうつっているのでしょうか。
監督:故障している時というのは、代打の打ち方だけになかなかバッティングのリズムが出てこなかったと思うのですが、試合に出はじめて打席が3打席4打席となると十分に力を発揮してくれるし、心配していた肩も連続で試合に出ても不安が無くなったということで、後半戦は非常に期待していいと思います。
―いよいよ後半戦に入りますが、前半戦を終えて見えたチームの課題、それを踏まえての後半戦へ向けての戦い方や意気込みがあればお聞かせください。
監督:勝てる試合を絶対に落とさない継投がこれから出来るかが課題だと思います。勝てる試合は勝つ。負けている試合もなんとかそれをひっくり返す。というようなゲームをどんどんしていきたいと思います。
―最後に後半戦に向けての意気込みをお願いいたします。
監督:そうですね、もうここまで来ましたの、後半戦が終わった時には一番上にいたいと思います。みんなで力を合わせてがんばります。
―開幕を前に「優勝をもぎ取る気持ちで一年を戦っていきたい」と監督はおっしゃっていましたが、その手ごたえは感じていらっしゃいますか。
監督:ええ。十分に感じています。
―ありがとうございました。


















