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真弓監督がオーナー報告および退団会見を行いました。
2011年10月25日 更新

25日(火)、阪神電鉄本社(大阪市)において、真弓明信監督が坂井信也オーナーに、シーズン終了の報告をし、終了後に坂井信也オーナーとともに会見をおこないました。また今季限りで監督を辞任することを正式に発表いたしました。

坂井オーナー、真弓監督コメント(会見より)

―坂井オーナーから今季終了につきましてのごあいさつです。

坂井:3年間指揮を執っていただきました真弓監督の退任につきまして、本日発表させて頂きます。すでに真弓監督からは、今季のチームの成績に責任をとりたいと言う申し出があり、本日正式に辞任の申し出を受けました。

阪神タイガースはご承知の通り、現在チーム作りの過渡期であり真弓監督の下「育てながら勝つ」と言う難しい命題の下に精一杯頑張って頂きましたが、この様な結果となりまして、私を始めフロントの力が足りなかったこともあり、非常に残念でございますが、監督には申し訳なく思っております。またファンの皆様方に関しましても、心からお詫びを申し上げます。

―真弓監督から今季の終了、ご自身の退任についてごあいさつさせて頂きます。

真弓:今季は4位Bクラスと言うことで、責任とって辞任させて頂きます。3年間監督として、ファンの方には熱い応援を頂き、勇気を頂きました。なかなか期待に応えられなく、非常に悔しい想いをしました。本当に3年間ありがとうございます。

―坂井オーナー、真弓監督からはどの様な報告を受けられたのでしょうか。

坂井:今季の反省と成績に関してご報告があり、先ほど申し上げた通りフロントと私の力不足もあり、監督にはご苦労をかけましたが、辞任の申し出を承諾いたしました。その他は今季の戦い方について、色々お話をさせて頂き来季の参考にお話を伺いました。

―具体的にオーナーから真弓監督に何か一言はあったのでしょうか。

坂井:サポートを充分にできず、フロントとしての責務もあり非常に申し訳なく思っておりますが、今後ともタイガースを見守り、是非とも良いアドバイスを頂ける様にと思っております。

―オーナーから見て真弓タイガースの3年間はどの様な評価をされますでしょうか。

坂井:先ほど申し上げました通り、タイガースはチームとして過渡期であり、その難しい時期に「育てながら勝つ」と言う非常に難しい命題の下で、しかも常勝で期待の高いチームの監督を引き受けて頂き、本当にしっかりと指揮していただいたと思います。また楽しみな選手も育てて頂いて、その選手たちが来季以降活躍してくれると思っておりますので、そのあたりは真弓監督の手腕だと思います。また過去には外国人選手がなかなか日本に馴染めないことがありましたが、真弓監督の指導もあり活躍していると言うこともあります。戦力的には来季以降への楽しみを残して頂いたと思います。

―2年契約の1年目終了時点での辞任と伝えられていますが、その点はオーナーとしてどう受け止めておられるのでしょうか。

坂井:こう言う形になったのは誠に残念ではございます。勝負の世界でどうしても結果が出なければ仕方がないと申し上げればそれまでですが、こう言った結果につながる様な戦力、チーム作りをするのはフロントの仕事だと思いますので、それを十分に果たせなかったことは非常に申し訳なく思っております。

―次期監督を人選する中で、どう言う点が一番重視されるのでしょうか。さらには新監督の決定の時期などについて見通しをお願いいたします。

坂井:こちらはまた追って新監督の発表をさせて頂きます。やはりタイガースを心の底から愛して、強くしていこうと言う熱意が人選の理由になると思っておりますので、真弓監督に劣らず熱意のある方をと思っております。

―真弓監督3年間お疲れさまでした。

真弓:お疲れさまでした。ありがとうございました。

―きょう退団会見となりましたが、どんな気持ちで望んでおられるのでしょうか。

真弓:3年間監督をさせて頂きましたが、皆さんに喜んで頂けることが少なかったですので、非常に悔しい思いがあります。

―具体的に監督が辞任を決意されたのは、いつ頃でしょうか。

真弓:勝負の世界ですから、チームの成績が悪くファンの方に納得してもらえないと言うことになれば、辞任するしかないと言う思いは就任した当初から思っておりました。

―直接、きっかけとなった出来事などはありますでしょうか。

真弓:これだけ優勝争いが出来る戦力を預かって、それで結果Bクラスになり、クライマックスシリーズに進出することが出来ないとなれば、責任をとるしかないと思います。

―3シーズンに渡る指揮となりましたが、監督が思い出に残る試合、出来事があれば教えて頂けますでしょうか。

真弓:3年間どの出来事も思い出に残っています。

―特にうれしかったな、感動したなと言うことはございますでしょうか。

真弓:最後ですかね。きのう(24日)の試合は、最後にファンの方から「ありがとう」と言って頂きましたので。

―監督ご自身、成果が上がったと思われる点がありましたら、お願いいたします。 

真弓:なかなか成果が上がったと言うところはね・・・。成果が上がれば4位と言う結果になりませんので。

―就任時、日本一を狙えるチームと言うことでスタートいたしましたが、届くことは出来ませんでした。そのあたりいくつか理由を挙げて頂けますでしょうか。

真弓:一番は監督の力が無かったと言うことだと思います。

―今年の場合は色んな要素があったかと思いますが。統一球、故障者など。そういった点ではいかがでしょうか。

真弓:統一球、ストライクゾーンの変更もありますが、これはどの球団も同じ条件でやっておりますので、理由にならないと思います。

―来季からは前監督、OBとしてタイガースを見つめていかれますが、今後のタイガースに期待することをお願いいたします。

真弓:毎年チームの力と言うのは違ってくると思いますし、他の球団も力を付けたり、落としたりと言うことはありますので、順位と言うのは年度によって変わるとは思いますが、毎年優勝争いをできる、底力の有る、土台のしっかりとしたチームになってほしいと思います。

―監督、今大役を終えられて、今何を一番なさりたいですか。

真弓:まだ決めていませんが、とにかくゆっくりしたいですね。

―最後に3年間熱烈な声援を送って頂いたファンの皆さんに一言お願いいたします。

真弓:3年間熱いご声援をありがとうございました。なかなか喜んで頂ける様な成績が収められなかったことが非常に残念に思っております。ただ最後まで熱い声援、応援を頂きまして、本当に勇気を貰いました。幸せに思いました。本当にありがとうございました。