- 田村藤夫ファームバッテリーコーチが就任会見
- 2011年11月25日 更新
25日(金)、来季のファームバッテリーコーチに就任した田村藤夫(たむら ふじお)氏(52)が球団事務所にて就任会見を行いました。

田村コーチコメント(会見より)
―タイガースの一員になられた今のお気持ちはいかがですか。
田村:今年まで(セ・リーグで)戦ってきた仲ですので、まだここにいるのがピンときていませんが、強いチームであることは確かだと思います。
―最近まで敵として見ていたタイガース。強いチームと仰いましたが、具体的にどう言う印象をお持ちですか。
田村:たまたま中日が今年優勝しましたが、去年も含めて戦力を見ると阪神は強いだろうと、ライバルと言ったら失礼ですが、最後優勝を争うのは阪神ではないかと思っていました。
―実際には中日が上回りましたが、特にバッテリーに関してタイガースにこの部分がもう少しあればもっと中日に肉迫出来たのではないか、と思う点がございましたら教えてください。
田村:ピッチャーはメンバーも揃っていますし、すばらしいスタッフもいます。キャッチャーは今年城島君の怪我がありましたが、この部分はどうのこうのというようなことは無いと思います。

―城島選手の話になりましたが、久しぶりに城島選手と同じユニフォームを着るということになります。そのあたりいかがですか。
田村:彼とはダイエー時代にプレーしましたが、あの時は僕も選手だったのでコーチとして教えるのではなくて、同僚としてやっていました。今度、僕はコーチという立場なので、彼には教えることはないと思います。会ったら「頑張れよ」と言うくらいですね。
―実際に城島選手から連絡というのはあったのでしょうか。
田村:新聞に出た日にありました。
―どんな話をされたのでしょうか。
田村:「なんで前もって教えてくれなかったの?冷たいですね」と言われました(笑)。ま、よろしくと。
―実際、城島選手もリハビリからスタートになると思いますが、ファームで一緒になる機会もあると思います。そのあたりは楽しみな面もあると思うのですが。
田村:できれば僕と会わない方がいいと思いますが、キャッチャーにとって膝というのは負担のかかる部分ですから、もしまた途中でリタイアする様なことがあれば、変な言い方ですが、ゆっくりやってもらえたらいいなと思います。
―田村コーチ自身、(タイガースの)ファームを見る機会は、これまでほとんど無かったと思いますが、タイガースの若手選手、特にキャッチャーで気になる選手は誰かいますか。
田村:申し訳ないのですが、まだファームの選手はほとんど分かりません。今年、小宮山君が上で何試合か出ていましたから、彼は一軍だと思いますが頑張ってもらいたいなと思います。
―ご自身の指導法は確立されていると思いますが、特にどのあたりを重点的に若い選手を鍛えていこうと思っていますか。
田村:ファームのコーチをするのは現役を引退して1年目以来ですので、それからずっと今年まで“勝負の所”一軍のコーチをさせていただきましたので、久しぶりにファームのコーチとなります。まずキャッチャーというのは、しっかりと捕れること、というのが一番大事ですので、ピッチャーの球をたくさん捕らせる。後は会話をさせる。ということが大事だと思います。
―和田監督とは何かお話はされましたか。
田村:いえ。これからですね。

―大阪にこのあと本拠を置く訳ですが、大阪の街、阪神間の街のイメージはいかがですか。
田村:大阪の街のイメージはよく分からないですが、甲子園球場の雰囲気はやはり凄いなと思います。
―やっぱりこれまで敵としてかなり脅威でしたか。
田村:そうですね。観客の影響というのは凄いと思います。
―(中日のコーチ時代に)タイガースファンの凄さというのは肌で感じられたと思いますが、そのタイガースファンの皆様に一言お願いいたします。
田村:今、一軍のキャッチャー陣がいると思いますが、そこに一人でも割って入れるようなキャッチャー、そういう選手が出ていけるように頑張っていきたいと思います。
―期待しております。ありがとうございました。


















