- 新入団会見を実施
- 2011年12月12日 更新
12日(月)、大阪市内のホテルにおいて、ドラフト会議で指名した6選手の新入団会見をおこないました。
将来の阪神タイガースを担う6名の新人選手たちは、大勢の報道陣の前に緊張の面持ちの中、初めて縦縞のユニフォームに袖を通し、それぞれのプロでの目標、セールスポイント等を活き活きとした表情で語り、プロでの第一歩を踏み出しました。ファンの皆さま、どうか暖かいご声援をよろしくお願いいたします。
南球団社長コメント(会見より)
本日は、皆様お忙しいところ大勢お集りいただきましてありがとうございます。今日、今年のドラフトで指名をさせていただきました6名の選手全員と、正式に契約をさせていただきました。今日からこの6名の選手はプロ野球選手として、またタイガースの一員として、スタートを切るわけですが、これから近い将来タイガースの一員、チームの主力として、活躍してくれることを大きな期待をもって思っているところでございます。どうぞ皆様もよろしくお願いを申しあげます。簡単ですが挨拶とさせて頂きます。
和田監督コメント(会見より)
―新入団選手の顔ぶれをご覧になっての感想をお願いいたします。
和田:我々のころはプロに入ってから体を鍛える、体を作っていくという時代でしたが、皆しっかりとトレーニングをやってきたなという印象で、控室でも少し話をする機会もありましたが、非常に言動もしっかりとしていますし、とにかく一日でも早くプレーを見たいなというのが印象です。
―大学出身で即戦力としての期待が懸ります1位入団の伊藤隼太選手の印象、それから現時点で考えておられます、育成プランなどがありましたらお願いいたします。
和田:まだ実際にプレーは見ていませんが、10月かな?意識的にテレビで見ていましたので、結果云々ではなくて、打席の中での雰囲気もありますし、スカウトの方からも、非常に練習熱心だし、リーダーシップのとれる選手だということを聞いています。何年後とかではなくて、とにかく1年目からこれくらいの数字を残すぐらいの強い気持ちでユニフォームを着てもらいたいと思っています。
―来季に向けて「熱くなれ!」というスローガンを掲げられました。来年の和田阪神元年となりますが、そのスローガンのこと、新入団選手たちに期待したいチーム内での役どころなどをお願いします。
和田:ポジションもキャラクターも違いますので一概には言えませんが、プロですので技術を磨くことは当たり前として、これからは部活動ではなく仕事になり頭も使ってもらいます。その中で野球小僧というか、甲子園を子供のころから目指して頑張っていた熱い気持ちだけは持ち続けてほしいので、やっぱりそういうものがあることで力以上、数字以上のものが表れると思います。グラウンドでもファンにも伝わると思いますので、体で表現する熱い気持ちを忘れないで、1年間プレーしてほしいと思います。
―プロ野球選手の大先輩として、これからプロの世界に第一歩を踏み出す若トラたちにぜひ身につけてほしい心構えなどありましたら、最後にお願いします。
和田:まず最初に1日も早くプロの環境に慣れるということですね。これは個人差もあると思いますが、キャンプで慣れる選手もいれば、1年終わって初めて、「あっプロっていうのはこういうものだ」っていうのが分かる選手もいます。ただ、1日でも早くそういう環境に慣れることで自分のプレー、パフォーマンスを発揮できると思いますので、まずはそこからとにかく気持ちを全面的に前に出して、内に秘めた闘志という言葉もありますが、物おじしないで、とにかく気持ちを体で表現できるようなプレーを心掛けて頑張ってもらいたいと思います。
ドラフト1位 伊藤隼太外野手
―ユニフォームに袖を通した感想
伊藤隼:本日初めてこのユニフォームに袖を通すことができましたが、自分が思っていたよりも、阪神という伝統ある球団に入ったのだなという実感がとても強く沸いております。またそれとともに、阪神タイガースの一員として、そういった自覚や責任も持たなくちゃいけないなと言う気持ちになりました。
―セールスポイント
伊藤隼:自分はバッティングで期待されていると思いますが、自分自身の中で野手としてバッティングだけでなく、守ること走ること投げること全ての面で全力でプレーして、アピールしていきたいという気持ちが強いです。
―目標とする選手
伊藤隼:今まであまり目標とする選手を自分の中で掲げてはきていませんでしたが、阪神タイガースの大先輩である金本選手のようなプロでも長くやって、一際存在感のある選手を目標として頑張っていきたいです。
―対戦してみたい選手
伊藤隼:大学時代から共にしのぎを削りあってきて、今回広島東洋カープに入団する野村(祐輔)投手と対戦するのは楽しみではあります。
―プロでの目標をお願いします。
伊藤隼:まだ入団する段階ですので、目標というのは具体的に掲げることは出来ないかもしれないですが、1日でも早く一軍で活躍してファンの皆様から認められ、長いプロ野球生活を送れるように頑張っていきたいと思います。
ドラフト2位 歳内宏明投手
―ユニフォームに袖を通した感想
歳内:10月27日にドラフト2位で指名していただいてから、これまで本当に阪神タイガースに入るという実感が無かったのですが、今日初めてユニフォームを着てみて本当に阪神タイガースの一員になるんだなあという実感が湧いてきました。
―セールスポイント
歳内:投球に関してはスプリットが印象強いと思いますが、その前にマウンド度胸、マウンド捌きというか、精神的な部分でも発揮していけると思います。
―目標とする選手
歳内:自分は今までこの選手という目標は立ててきませんでしたが、中学校の先輩でもある田中将大投手(楽天)のようなピッチャーを目指したいと思います。
―対戦したい選手
歳内:対戦したい選手は今年中日に入った高橋周平選手です。理由は日本代表で一緒に戦った仲で、本当にすごいバッターですので、対戦してみたいと思います。
―プロでの目標
歳内:まだ先の事は考えられませんが、早く一軍に上がってチームの為に必死に頑張り、とにかく早く一軍で勝てるピッチャーになりたいと思います。
ドラフト3位 西田直斗内野手
―ユニフォームに袖を通した感想
西田:ずっと小さいころからテレビで見ていた阪神タイガースのユニフォームに袖を通して、早く甲子園でこのユニフォームを着て試合がしたいなという気持ちがすごくあります。
―セールスポイント
西田:下半身を柔らかく使って広角に打てるバッティングです。
―目標とする選手
西田:鳥谷選手です。理由はチャンスで打席が回ってきたら、絶対打っているというイメージがありますので、僕もそういう勝負強いバッターになりたいと思い、目標にしています。
―対戦したい選手
西田:読売ジャイアンツの澤村投手です。理由は1年目からあれだけすごいピッチングをして活躍していたからです。
―プロでの目標
西田:まだまだ体が弱いので、絶対に怪我をしないしっかりとした体を作って、早くチームの為に頑張りたいと思います。
ドラフト4位 伊藤和雄投手
―ユニフォームに袖を通した感想
伊藤和:小さい頃からプロになるのが夢であり憧れだったので、この阪神タイガースの縦縞を着られて嬉しく思います。
―ご自分のセールスポイント教えて下さい。
伊藤和:セールスポイントは、ストレートとランナーを出してからの粘り強いピッチングです。そこをアピール出来るように頑張りたいと思います。
―目標とする選手
伊藤和:武器は真っ直ぐですので、藤川投手のようなストレートで勝負が出来るピッチャーになっていきたいです。
―プロで対戦したい選手と理由がありましたらお願いいたします。
伊藤和:巨人の長野選手です。理由は今年首位打者を獲られて、本当に凄いバッターだと思いますので。
―プロでの目標
伊藤和:早く一軍に上がって、甲子園で投げられるように頑張りたいです。
ドラフト5位 松田遼馬投手
―ユニフォームに袖を通した感想
松田:伝統ある阪神のユニフォームを着て、自分もプロになったんだなという実感が湧いてきています。これからしっかり頑張っていこうっていう気持ちになりました。
―セールスポイント
松田:自分は真っすぐで強気に攻めていくところです。
―目標とする選手
松田:藤川球児投手のように(直球と)分かっていても打てない真っすぐを投げられるような投手になりたいと思っています。
―プロで対戦したい選手と理由がありましたらお願いいたします。
松田:阿部選手と対戦してみたいと思います。
―プロでの目標
松田:昨日体力測定があり分かったのですが、体もまだ硬いですし、弱い部分もあったので、そのあたりをきっちりと鍛えて一軍に上がれるように頑張りたいと思います。
育成ドラフト1位 廣神聖哉捕手
―ユニフォームに袖を通した感想
廣神:このユニフォームを着られたことは、もの凄くすばらしいことだと思いますので、それに恥じないような野球生活を送りたいと思います。
―ご自分のセールスポイント
廣神:正直バッティングがセールスポイントだと思っています。守備面では今すぐ正捕手を獲る能力は無いと思いますので、長い時間をかけられないですが、1日でも早く自分のキャッチャーとしての能力を上げられるように頑張りたいと思います。
―目標とする選手
廣神:バッティングがセールスポイントと言うことで金本選手です。キャッチャーでしたら城島選手です。その2人を目標として頑張りたいと思います。
―実際に対戦したい選手、またはボールを受けてみたいピッチャー
廣神:千葉ロッテドラフト1位の藤岡投手です。高校時代に夏の大会で抑えられた投手ですので、もう一度リベンジという形で対戦したいと思っています。自分がタイガースの一員として藤川球児さんの球を体を張って全部止めて、どんな投手にでも信頼されるキャッチャーになりたいです。
―プロでの目標
廣神:まずは支配下登録をいう壁がありますので、まずその壁を乗り越えてその後一軍、正捕手を目指して頑張りたいと思います。