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TORABAN Tantou Kisha ColumnCOLUMN INDEX

Vol.2011-4 大きな目標を掲げてプロ生活をスタート!


榎田大樹 選手

1月22日、真弓タイガース3年目のスタートとなる春季キャンプの日程と、一軍、ファームキャンプの参加メンバーが発表された。一軍キャンプの参加メンバーは、昨季オフの秋季キャンプで成長の跡を見せた若トラから、ベテランを含む総勢42名となっている。

■一軍
沖縄・宜野座キャンプ:2月1日(火)~2月17日(木)まで 場所:沖縄県 宜野座村野球場
高知・安芸キャンプ:2月19日(土)から2月25日(金)まで 場所:高知県安芸市営球場

■ファーム
2月1日(火)~2月22日(火)まで 場所:高知県 安芸市営球場


榎田大樹 選手

■一軍キャンプ参加メンバー
【投手(20名)】
渡辺、榎田○、能見、藤原、蕭、筒井、岩田、藤川、福原、小嶋、久保田、久保
鄭、小林宏△、下柳、鶴、メッセンジャー、スタンリッジ、川崎、加藤

【捕手 (4名)】
小宮山、清水、藤井△、岡崎

【内野手(11名)】
大和、鳥谷、関本、上本、平野、新井、新井良△、坂、野原将、ブラゼル、森田

【外野手 (7名)】
柴田、金本、俊介、浅井、マートン、桧山、林
○:新入団 △:移籍


榎田大樹 選手

新人で唯一宜野座の一軍キャンプに選ばれたのは、ドラフト1位左腕の榎田大樹投手。

1月20日の新人合同自主トレ第4クールの初日にブルペン入りをし、立ち投げながら小気味の良いストレートを50球投げ込んだ。

プロ入り初ブルペンを見守った中西清起ファーム投手コーチは「大学、社会人そして全日本で投げている投手なので纏まっていて当たり前。今年で25歳になるのだから即戦力でやってもらわなくては」と1年目からの活躍を期待した。また昨季限りで現役を引退し、指導者としてのスタートを切った藪恵壹ファーム投手コーチは「テークバックがコンパクトで腕の振りが柔らかい。ちょっとクロスステップ気味だけど、打者からすると打ち辛いと思うので、このまま治さないようすると特長になると思う」と小さなポイントながら、プロの世界で武器となりそうな点を挙げ、高い評価をした。


下柳 剛 選手

ブルペンでの投球を終えた榎田投手は「調子が良すぎるくらいでした。指先の感覚を確かめる感じで投げ始めましたが、肩の出来が良かったので自然と力が入りました。これからは毎日投げ続けて肩を作っていきたい」と晴やかな表情で語った。新人合同自主トレの休日となった23日もおよそ1時間の練習を精力的に行い、一軍キャンプスタートに向けて気合十分の様子だ。

またキャンプでは下柳剛投手の存在も気になるようだ。「話しかけるのに勇気がいると思いますが、緩急のつけ方や投球術を伺いたいです。自分のためになると思いますので、何とか話を出来る様に頑張りますし、ブルペンでも自分の目で観察して勉強したいと思います」と、今季でプロ21年目を迎えるベテランサウスポーからピッチングの極意を学ぶことを目標とした。

食事の方では福岡大時代に栄養学を学んだことから「ヨーグルトや、もずくなどの酸味のあるものを食べ、普段の食事で足りない部分を補っていける様に心がけています。『体を整えるには内臓から!』と体内革命を実行中です」と、キャンプに向けて独自の体調管理を行っている。


一二三慎太 選手

体調不良から他の選手と5日遅れの入寮となり、新人合同自主トレでも調整が遅れていたドラフト2位ルーキーの一二三槙太投手は「ようやくみんなに追いつきました。早くブルペンにも入りたいのですが、トレーナーの方のOKが出ないとダメですので、もう少しじっくりと調整していきます」と今後もブルペンには入らず、焦らず調整を続ける予定だ。

寮生活については「慣れてきました。食事の方も凄くしっかりとしていてびっくりしていますが、脂物を控えて野菜を多く食べるように心掛けています」と、毎食3皿分のサラダを自らの日課として摂り、その成果からか体重が2キロ減り更に引き締った体格となったそうだ。「(野菜を摂ることは)キャンプに行っても続けて行きたいと思います」。

またキャンプでは目標とする秋山拓巳投手が安芸スタートとなったことから「一軍で必要な精神面と技術面などの話しを聞いてみたいと思います」と、昨季高校生ルーキーで結果を残した先輩の存在も大きな教材となりそうだ。

沖縄キャンプスタートとなった榎田投手の目標は「一軍定着」。そして安芸キャンプスタートとなった一二三投手の目標は「新人王」と、共に1年目からの活躍を目標に掲げるルーキーたちのキャンプに注目だ。