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虎魂

勝つために必要なものを選手たちに<後編>

「一流でなかったからこそ、感じられる部分がある」

コラム前半分の最後で触れた井上コーチの言葉だ。1989年ドラフトで指名され、当初は投手としてプレー。その後、野手に転向し2009年に現役を引退するまで実に20年間現役を続けた、誇るべき球歴の持ち主である。だが、決して驕りはない。長い現役生活で培った経験を、いかに選手に伝えるかということに注力している。

井上コーチが、指導者の立場として大事にしていることのひとつが“対話”だ。1年目の昨季は選手達がどのような性格で、どのような練習を好むのかなど、選手達を知ることに多くの時間を裂いたのは前述のとおり。このオフからは、その知識を持った上でヘッドコーチとしての活動を始めている。

指導哲学は、ある意味“反面教師”から生まれたものだ。歩んできた球歴からすれば、厳しい競争の中から這い上がるようなストイックさを一番に伝えそうなものだが、それ以上に選手たちのモチベーション・対話ということにピントを合わせている。

「なぜ私が今のスタンスで指導をしたいと考えたかというのは、自分の経験から来るものですね。長い間現役をやらせてもらいましたけれど、『この指導者の方には本当に救われたな』という方もいらっしゃれば、逆に態度だったり言動だったりというもので、自分自身がすごく落ち込んでしまったなということとか、やる気をそがれてしまったなというものをたくさん見てきましたから…」

勝つために必要なものを選手たちにショートver<後編> 終了。

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