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抜群の勝負強さ。福留の一発で逆転勝利!
何という勝負強さだろう。福留が今季放った9本のホームランには、「サヨナラ」「逆転」「決勝」など“肩書”が付くものが多い。
きょうは「逆転決勝」3ランだった。6回、点差を3点に広げられたその裏。マートンの適時打で1点を返し、なおも一死一、二塁の場面で、広島は先発・九里から左腕・戸田にスイッチした。2ボールからの3球目、「真っすぐ一本。変化球ならごめんなさい」という読みをした福留は、そのストレートをバックスクリーン右へ。一塁を回ったところでガッツポーズをした「最高の結果」だった。
「ファウルにせず、1球で仕留められたのがよかった」と福留。4回の打席では死球を受けており、「あれで力が抜けたんじゃないかな。すんげー痛かった」と言って笑わせた。
打率が1割台をさまよっていた時期もあるが、ここへ来て本来の打撃を取り戻した。試合終了時点の打率は.244。安定したクリーンアップの後ろに、さらに勝負強い福留が控えるのは、相手バッテリーにとって脅威のはずだ。
2位・広島との直接対決に勝ち、ゲーム差は再び1.5となった。巨人の優勝は決まってしまったが、CSという制度がある以上、まだリベンジのチャンスは残されている。まずは、本拠地でファーストステージを開催できる2位に上がることだ。
「残り全部勝って、甲子園でCSをできるようにやっていきます」
残り4試合。和田監督は全勝を誓った。