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2016.10.4
大器の片鱗

NPB12球団のファームを中心に韓国球団、四国アイランドリーグplus選抜の計16チームが参加する『みやざきフェニックスリーグ2016』。開幕日(3日)は悪天候に見舞われ東京ヤクルト対ハンファ戦以外は雨天中止かノーゲームとなりましたが、4日には天気も回復して予定通り試合が行われました。

阪神ファームは、宮崎市のサンマリンスタジアムで韓国・斗山ベアーズと対戦。試合は3安打4打点と大当りした植田 海内野手らの活躍で8対1と阪神が快勝を飾りました。スライドで『開幕投手』を任されたドラフト4巡目ルーキー望月惇志投手が、5回を投げて2安打無失点で5奪三振と素晴らしい投球を見せています。(最速は146km/hを計時)

今季一軍最終戦となった1日の巨人戦(甲子園)9回表にプロ初登板を果たし、最速153km/hの真っ直ぐで猛虎ファンのハートを鷲掴みにしました。若武者が衝撃デビューを振り返ります。「緊張と言うより(捕手の構える)ミットだけに集中して投げた。マウンドに上がったらミットしか見えなかったので・・」。

「やっと投げるタイミングが出来て、153km/h。1イニングだけとは言え、なかなか高卒ルーキーで・・・大器の片鱗が見えたな!」。金本知憲監督もベールを脱いだ秘蔵っ子に目を細めます。「来年、もちろん戦力になってくれるに越した事はないけど、急いでやるとケガに繋がる。まだまだ、このオフ体を作って」然る後に一軍でどんどん使っていくか?引き続きファームで鍛えるか?を判断する方針です。

その最終戦で先発して今季10勝目をマークした岩貞祐太投手は、 早くも来季を見据えてオフシーズンのトレーニング計画を立てています。「10月中は、ウエイトやランニング中心にやって、11月になれば」加えて秋季キャンプでもブルペンに入って積極的に投げ込みを行う積もりでいます。

年末年始に里帰りする故郷・熊本は今年 頻発する地震に見舞われました。来季も年明けの自主トレを母校・必由館高の先輩である東京ヤクルト・山中浩史投手と共にする事を希望。被災地の復興を願って「母校にも行こうと思う。(他にも)熊本出身選手による野球教室もあるみたいなので」スケジュールの許す限りは参加して、故郷の人々を少しでも元気にしたい!と考えているようです。

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