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2016.10.6
変則右腕は止まらない

宮崎県内を転戦するフェニックスリーグで、阪神ファームは6日アイビースタジアム(宮崎市・生目の杜)で行われた韓国LG戦に6対0と完勝をおさめました。先発・青柳が5回(56球)を投げて1安打 無四球 無失点の好投。5回裏 板山の先制3点本塁打などて主導権を握った阪神が、6回以降は秋山〜歳内〜守屋〜松田の小刻みなリレーでLG打線を封じています。

ドラフト5位ルーキーとして6月1日 東北楽天戦(koboスタ宮城)にプロ初登板初先発。5回1失点で見事にデビュー戦でプロ初白星をマークすると、青柳晃洋投手は紆余曲折を経ながらもシーズン後半はローテーションに定着して12試合 4勝5敗 防御率3.29 の数字を残しました。

「こんなに1年目からやれるとは思っていなかった。(シーズン)途中からだけど、自信になった」。アンダースローとサイドスローの間くらいの位置から強い速球を投げ込む変則右腕は、制球不安や左打者対策などの課題に取り組みながら 初年度としては申し分の無い実績だったと言えます。

公式戦最終登板となった9月27日 ヤクルト戦(甲子園)は6回1/3(111球)を投げて4安打3三振3四死球2失点(自責1)で勝ち負けはつかず。「失点したイニングは先頭打者の出塁を許して失点に繋がってしまった。反省しないといけない。7回は走者を残して苦しい状況のまま後ろへ繋ぐ事になってしまい申し訳ない」。ローテーション投手らしく、責任感を滲ませていました。

シーズンの疲れを取る間も無く参戦したフェニックスリーグでは、引き続きストライク率を上げるべく課題の制球力向上に取り組みます。球威十分な右腕がコントロールを身につければ、鬼に金棒。オフに入っても『クォータースロー』の挑戦は、まだまだ終わりません。

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