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2016.10.7
180度変わった!

セントラルリーグ9月度の『日本生命月間MVP賞』が7日発表され、岩貞祐太投手が初めて受賞しました。

「シーズンが終わったという事もあり、ホッとしてるというか? 順位に満足はしてないけど、素直に嬉しい」。月間4勝負け無しの防御率0.58と抜群な成績だった「9月は(得点を)野手の方にたくさん取ってもらい、先取点が多くて」心の底から打線の援護に感謝している岩貞です。

今季最終盤の5連勝フィニッシュでプロ初の二桁勝利を達成。なかなかリズムに乗れなかった夏場は「コンディションが良い悪いと言うより、考え過ぎて」ストライクゾーンの四隅を狙って投げようとしていましたが、香田コーチや藤川・福原と言った先輩から貴重なアドバイスを受け、初心に帰って思い切り腕を振ってストレートを投げ込む原点に立ち返る事が出来たと言います。

「ローテーションを一年間守ったと言うよりは、与えられた一年というのが(印象としては)大きい。毎週、調子が良くても悪くても一回登板があって・・」。その1試合を観にくるお客さんやチームにとっての重みを考えると、背負うモノの大きさを痛感する一年となったようです。「数字以上に一年間(ローテーション投手として)投げた事が、自分の中では価値がある」。

引退した福原 忍投手には、「昨年夏 神宮で打たれた時」帰りのバスで隣の席に呼ばれて、「(自分のストレートが)どんだけ通用するか、知っとかないとどうしようもないぞ!」と『ストレートへのこだわり』を説いてもらいました。その言葉を受けて、 ストレートへの取り組みを「一からやり直した事」が今季の飛躍に繋がったと考えています。

来季に向けては、「年間を通して安定した投球」をする為に、制球やスピードの部分と言うより「キレを一年間安定して」出す事をテーマとして取り組みます。「自分のボール(真っ直ぐ)でファール取れたり、空振り取れる確信を持てるようにしたい」。「1・2年目と比べて180度変わったような一年」を大きな財産として、さらなる進歩を見据える若き左腕です。

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