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2016.10.8
『男前』育成法

セ・パ共にCSファースト・ステージが華々しく開幕しましたが、阪神ナインは4年振りにポストシーズンの戦いに加わる事が出来ず、今はライバルたちの好勝負を観ているしかありません。この悔しさを9日スタートする秋季練習から、オフの鍛錬に取り組む為のエネルギーに変えて行きます。

昨季限りで現役を引退した藤井彰人さん(40)が、ファーム育成コーチに就任しました。7日 球団事務所で記者会見に臨んだ新コーチは、若手捕手のレベルアップに尽力するなど男前な決意を語っています。(背番号は89)

球団フロントからBCリーグ・福井ミラクルエレファンツに派遣されて独立リーグのコーチとして新たな第一歩を踏み出した今季は、「22〜26・7歳という若い子と接する中で、言い方一つで理解している部分としてない部分があったり、また(受け止め方も)人に寄っても違うので勉強になった」シーズンとなりました。

やはり、大阪近鉄〜東北楽天〜阪神を渡り歩き捕手として積み上げて来たこれまでの実績から未来の正捕手育成を!という期待が大きい藤井コーチの存在ですが、取り敢えずは社会人として必要な部分である『挨拶』や『感謝する気持ち』などを植え付けるところから指導を始める積もりでいます。「若い時に言ってもらった言葉は17年間」ずっと胸に刻んで来た事から、プロに入って間もない選手へどう接するか?の重要性を人一倍痛感しました。

阪神に於ける本格的なリスタートは、9日の練習からとなる予定です。。「ボクはサポートするだけ・・・一方通行にならないように。(あくまでもプレーするのは選手であって)自分がやるんじゃない。(どうしていいか?困っている選手に適切なアドバイスを与えて)補っていかなくてはならない」。黒子に徹して縁の下から選手やチームを支える心意気は、現役時代さながらの男前! 「1人でも多く甲子園(一軍)でプレーするように育てていきたい」と語り、早くも名指導者の雰囲気を漂わせていました。

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