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2016.10.18
藤浪が侍ジャパン入り

11月に行われる侍ジャパン強化試合のメンバー28選手が18日に発表され、阪神からは藤浪晋太郎投手が選ばれました。

強化試合は10日と11日がメキシコ戦、12日と13日がオランダ戦で、いずれも東京ドームでの開催。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を前に、最後の強化試合となります。

日本代表入りを決めた藤浪は、「いいところで投げられるかわからないけど、せっかく行くからにはいろいろ経験したい」と意欲を見せ、「自分のプレーを出し切って、一生懸命やるだけです」と表情を引き締めました。

昨年11月の『プレミア12』は右肩炎症で出場辞退したため、侍ジャパン入りは昨年3月の欧州代表戦以来。「前回選ばれた時もそうでしたが、それ以上にしっかり投げたい」と力がこもります。

送り出す金本知憲監督は、「いいピッチャーから何か吸収してこないと。練習方法、投げ方、取り組む姿勢、学ぶところがいっぱいあると思うし、そういう機会にしてほしい」と藤浪を後押し。もちろん藤浪自身も、「日本を代表する選手の集まり。せっかくなので、いろんな話を聞いてみたい。学ぶチャンスがあると思う」と貪欲な姿勢を見せています。

今季は26試合に登板して、7勝11敗、防御率3.25。入団以来3年連続で達成していた2桁勝利も叶わず、若きエースにとっては苦しいシーズンとなりました。

それでもシーズン終盤、9月22日の広島戦(マツダ)で完投勝利(1失点)を挙げると、今季ラスト登板となった30日の巨人戦(甲子園)では6回無失点で好フィニッシュ。「イメージは悪くなかったので、そのイメージを残しつつ、いい感覚で投げられればそれに越したことはない」と、強化試合へ向けて視界は良好です。

秋季練習での課題はフォーム固め。16日には今オフ初めてブルペン入りするなど、自身の投球フォームの確立に懸命に取り組んでいます。この日も藤浪は、鳴尾浜で行われた投手秋季練習に参加。牽制を意識しながらのキャッチボールやベースカバーの練習、シャトルランなどで、夏を思わせるような強い日差しの下たっぷり汗を流しました。

強化試合前の11月6日からは千葉で代表合宿が予定されており、秋季キャンプ中のチームから離れることになりますが、「実戦で投げられる状態にしつつ、トレーニングも並行してできれば」。実戦とトレーニングの両立を目指します。

阪神からは唯一の選出となった藤浪。来季の巻き返しへの思いを胸に、虎のエースが世界の舞台に上がります。

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