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2016.12.26
『色んな思い』バネに

2016年もラストウィーク。多くの選手が故郷へ帰るなどして、甲子園のクラブハウスに出入りするナインの姿もまばらとなって来ました。長崎県・長与町では、帰省した江越・松田が野球教室に参加。阪神OB下柳 剛さんらと一緒に雨の中で少年達との楽しい時間を過ごしています。

神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で26日 FA糸井嘉男外野手獲得に伴う人的補償としてオリックスに移籍した金田和之投手の入団会見が行われました。

「人的補償と聞いて色んな思いがあった。(情報が錯綜する中で、まさか自分が指名されると思わなかったので驚いたが)今は気持ちの整理もついてオリックスで頑張ろうと思っている」。金田は猛虎での4年間に別れを告げ、「真っ直ぐのスピードが速いと言うのが特徴なので、どんどんストレートで押す投球をアピール出来れば・・・。(これまでなら想像もつかなかったが、交流戦では)阪神と試合をするチャンスがあるので、勿論その場に自分がいたいし、対戦相手としてしっかり抑えたい」と神妙な面持ちで決意を示しています。


「ここ最近ずっと活躍していなかったので、心機一転ということで頑張りたい!」 。鹿児島県・大隅半島出身の26歳。プロ初登板を果たした2年目の2014年には5勝をマークする活躍で岩崎・梅野とフレッシュ大賞を分け合いました。一歳下の梅野隆太郎捕手も「寂しい。優しい顔をしているけど、闘志のあるイイ投手」と話しています。

新背番号は58。オリックスでは貴重な中継ぎの戦力として期待されていますが、阪神の坂井信也オーナーも「(私たちが)びっくりする位の活躍を!」と話しており、新天地での飛躍を祈らずにはいられません。

FA選手獲得の代償とは言え、プロテクトから外れた金田流出は阪神にとっても痛手であった事は確か。それでも一番悔しかったのは、金田本人でしょう。この思いを晴らせるのは、グラウンドだけ。猛虎での経験を生かしてオリックス逆襲の旗手となるべく『シン・カネダ』がパ・リーグで暴れ回ります。

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